みやざき映画祭プレイベントでFIDFF特集上映!

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6/15(日)にみやざき映画祭プレイベントとして

みやざき自主映画祭2014『第4回MIFF~投げ銭映画祭~』

が開催されます。
こちらでは福岡インディペンデント映画祭の特別プログラムが上映され、又FIDFF会長をゲストとしてトークイベントも開催されます。

他にも素晴らしい作品がたくさん上映されますので是非ご参加下さいませ。。。

以下詳細です。
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第20回宮崎映画祭プレイベント
みやざき自主映画祭2014『第4回MIFF~投げ銭映画祭~』

6月15日(日) 開場11:30 開演12:00 終了予定18:15
会場: カリーノ宮崎8F シアター88
入場無料
※無料駐車場はございません。ご了承くださいませ。

プログラム
12:00 start
東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻修了生作品①
『バイバイ、マラーノ』(金允洙/114分/東京芸大)

14:04 start
トーク①『宮崎映画祭20年を振り返る』

14:36 start
東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻修了生作品②
『友達』(遠藤幹大/75分/東京芸大)

15:52 start
福岡インディペンデント映画祭過去上映作品短編集(合計30分)
『FACETRIP』(2分45秒)
『おっさんスケボー』(4分20秒)
『姉と妹』(3分38秒)
『ひびり』(19分00秒)

16:25 start
トーク②『自主映画製作者と自主映画について考える集い』
ゲスト:福岡インディペンデント映画祭 会長 西谷郁 氏

16:57 start
宮崎市民作家による自主映画作品
『死んだ女2』(ギルド#10/30分/ギルド)
『花恋~最後のお願い~』(蛯原達朗/40分/ギルド)
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FBページ:

https://www.facebook.com/events/284428038406779/?ref_newsfeed_story_type=regular

「第35回ぴあフィルムフェスティバルin福岡」開催!

いよいよ今週25日(金)〜27(日)に「第35回ぴあフィルムフェスティバルin福岡」が開催されます!

現在、福岡インディペンデント映画祭(FIDFF)では、コンペティションの応募作品を絶賛審査中なのですが、自主映画を語る上で外せない「ぴあフィルムフェスティバル(PFF)」の作品も注目です!

今回、先日バンクーバー国際映画祭、ロッテルダム国際映画祭でグランプリを受賞し話題の『山守クリップ工場の辺り』(池田暁監督)上映(4/27<日>16:00〜)や、石井裕也監督の作品のプロデュースなども手がけ、自身も俳優の中村無何有さん主演の『踊ってみせろ』(伊藤裕満監督)の上映(4/27<日>16:00〜)など、すべて九州初上映となります。

また、招待作品として、4/25(金)18:30からは『ぐるりのこと。』の橋口亮輔監督の最新作『ゼンタイ』の上映もあります。

前売チケットですと、1回700円とおトクですが、前売りの3回券ですと、3人でシェアすると一人600円と、かなりおトクになります!

http://pff.jp/35th/

また、今回、3日間とも監督が来場予定となりますので、監督と直接お話できるチャンスも多いです!

・4/25(金)13:15〜『いたいのいたいのとんでいけ』(朴美和監督)

・4/26(土)12:15〜『カワツヒロアキ君、はい!』(河津宏亮監督)
熊本県出身の監督で、監督ご自身もおもしろい経歴を
持たれているのですが、両親の離婚問題を取り上げた
ドキュメンタリーとかなり異色の作品です!

・4/27(日)13:30〜『踊ってみせろ』(伊藤裕満監督)

是非!

飯塚貴士監督の新作「補欠ヒーローMEGA3」がNHKで地上波放送!

福岡インディペンデント映画祭でワークショップをして頂いております飯塚貴士監督からのお知らせです♪

「最近まで制作しておりました新作がNHK Eテレ(教育テレビ)で放送になります。
「青山ワンセグ開発」という映像作品同士がバトルして勝敗を付けるもので、人形のヒーローものを3話作りました。今日の深夜0時半から次シーズンの直前スペシャルが放送され、ダイジェスト映像が流れます!本放送は以下のスケジュールです。

1話     12月6日(金)0:30-0:55(木曜深夜です)
2話     12月13日(金)0:30-0:55
3話     12月20日(金)0:30-0:55
生放送    12月26日(金)0:30-0:55(この日はダイジェスト放送+プレゼンバトルです)

本放送では放送時間内のみ投票受付がなされ、視聴者投票で勝敗がつくシステムのようです。」

飯塚監督の新作がテレビで見れる、またとない機会です♪

(番組公式ページにてダイジェスト映像が視聴できるようになりました!)

http://www.nhk.or.jp/aoyama-k/

メイドイン釜山独立映画祭スケジュール

お待たせしました!
先ほど釜山から、メイドイン釜山独立映画祭の上映スケジュールが届きましたので
さっそくご紹介させていただきます♪

メイド・イン釜山独立映画祭2013
http://ifmib.org/main.php
日程:2013年11月20日(水)〜24日(日)
会場:映画の殿堂

11/20(水)
19:30〜開幕式@中劇場CINEMA1
22:00〜開幕パーティー

11/21(木)
16:00〜特別セミナー1@小劇場CINEMA2

11/22(金)
12:00〜福岡招待上映@小劇場CINEMA2
「おっさんスケボー」(新井健市)
「TORE」(末松暢茂・中嶋淳志)
22:00〜監督パーティー

11/23(土)
14:00〜福岡招待上映@小劇場CINEMA2 ※舞台挨拶あり
「ゆびわのひみつ」(谷口雄一郎)
「望まれない子」(岩渕 茂)
16:00〜特別セミナー2@CINE Lounge

11/24(日)
12:00〜福岡招待上映@小劇場CINEMA2 ※舞台挨拶あり
「家族の風景」(佐近圭太郎)
「のぶ子の日記」(井上博貴)
14:00〜福岡招待上映@小劇場CINEMA2
「TOKYO ENDING」

19:00〜閉幕式@CINEMA THEQUE
22:00〜閉幕パーティー

インディペンデント映画祭in別府 開催!!

インディペンデント映画祭in別府を大分県別府のブルーバード劇場で開催します!

11月16日(土)
11:00~「ヒューマン」
13:00~ 「コメディー」
15:00~ 「アート」
17:00~ 「バラエティー」
19:00~ 「アングラ」

チケット:1日フリーパス1000円
1プログラム券500円
共に当日販売。会場でのみ取扱いします。
座席:自由席(会場定員約140名)
お問い合わせ:メール info@fidff.com

上映される28作品は以下のとおりです。
(※上映順等は当日変更があります)

☆「出張紙芝居~笑顔を君に」(橘剛史監督・20分)
事故の後遺症を抱える青年を追うドキュメンタリー

☆「心臓の弱い男」(橘剛史監督・19分58秒)
ドキドキで死ぬ男の恋?各地の映画祭で大好評

☆「あの素晴らしい愛をもう一度」(岩渕茂監督・62分)
オトナの事情って何?家族映画の問題作

☆「おっさんスケボー」(新井健市監督・4分20秒)
理不尽にスケボーをねだるおっさん。実は??

☆「あけたことのないとびら」「姉と妹」(田村専一監督、4分41秒、3分38秒)
学校で作文の宿題が出て…

☆「ガーディアンファイター2」(玉井雅利監督・4分46秒)
異界ゲートを抜けた人間は驚異の力を身に付け…

☆「のぶ子の日記」(井上博貴監督・25分10秒)
アラフォー、シングルマザーの母は恋愛体質で…

☆「八浪二郎」(小野篤史監督・27分8秒)
大人になるって何?斬新な視点が光る話題作

☆「FACE TRIP」(大野祐輝監督・2分45秒)
世界を旅する。顔も旅する

☆「ENCOUNTERS」(飯塚貴士監督・20分)
遂に大分初上映!!驚愕の世界を見よ!!

☆「今村商店」(告畑綾監督・5分16秒)
60年お店を守ったおばあさんの小さな物語

☆「砂山」(松蔭浩之監督・17分21秒)
会田誠は映画の中で何を思い、どこへ行くのか

☆「サイクロイド」(黒木智輝監督・3分25秒)
全国の映画祭を席巻中。短編アニメの傑作

☆「溺れるボレロ」(奥田裕介監督・19分59秒)
その世界に溺れそうな規格外ハイブリッドムービー!!

☆「Slow Days in BEPPU」(ミハイロ・ジェヴチク、イエレナ・クレネタ監督・16分)
KASHIMA2013から生まれた作品が大スクリーンで!!

☆「ひびり」(新井哲監督・19分)
同居をすることになった姉は「ひび」を隠していた…

☆「置き傘」(中村周一監督・8分)
つい手に取った傘。でもその正体は…

☆「UNKNOWN」(三ツ橋勇二監督・6分40秒)
何かがおかしい…でも何かわからない

☆「家族の風景」(佐近圭太郎監督・37分49秒)
家族の日常が、少しのひずみから動き出し…

☆「ごくごくふつーのっ」(高橋雅紀監督・16分)
非モテ系ゲイ教師が純朴男子にある告白をされ…

☆「純子はご機嫌ななめ」(谷口雄一郎監督・24分)
モテモテ小悪魔系小学生に骨抜き?の24分!

☆「野望の激流」(山本聖監督・14分07秒)
カモさんと山ちゃんの激論からにじむ、人間の本質

☆「おしえて!昭和のワークマン」(鈴木研一郎監督・8分)
番組で起こった小さな事件。その行方は?

☆「高飛車女とモテない君」(今野雅夫監督・13分28秒)
キモさ全開!?でもそれがクセになり、愛になる

☆「へんたい」(佐藤周監督・13分27秒)
大分の星、佐藤監督!!極上へんたい映画ついに帰郷!!

☆「人喰いメイドと殺人ナース」(田代尚也監督・20分)
これは愛なのか?友情なのか?

☆「鈴木マン」(小尾信生監督・18分53秒)
さあ、みんなで呼ぼう「鈴木マーン!」。とうっ!

別府では「アート・マンス」内で映画祭以外にも同時にさまざまなアートイベントが開かれています。
それらも楽しみにぜひお越しください!

▼公式チラシはコチラ(PDF:1.24MB)
http://www.fidff.com/pdf/2013-beppu.pdf

笹井歳春監督の新作「世界」が11月2日(土)3日(日)公開!!!

★ 作品詳細はコチラをクリック

福岡インディペンデント映画祭2012において『マージナル』で60分部門グランプリを受賞された笹井歳春の新作が11月2日(土)3日(日)に北沢タウンホールにて公開されます。

前作『マージナル』では、母と娘の確執と愛情をエキセントリックにな手法で紡ぎ出し、不思議な世界へ連れて行ってくれる笹井ワールド。
今回の新作も作品紹介とトレーラーだけでは、まったく測れませんがとても興味深い作品なのは間違いありません。

下記の日時・会場にて2日限りの上映となっておりますので、
ご予約の上、ご観覧頂けましたら幸いです♪

[日程]
2013年11/2(土)・11/3(日)
18:45開場 19:00上映開始(21:30終了予定)
参加費 予約500円 当日800円

[場所]
東京都世田谷区北沢2-8-18
北沢タウンホール11階/研修室3・4 (定員90名)
小田急線・京王井の頭線 下北沢駅南口 徒歩5分
>> http://www.npo-showa.net/laplace/access.html
  (北沢タウンホールアクセスマップ)

[ご予約方法]
以下内容をメールにてご連絡ください。
残席状況を確認後、ご連絡致します。
・ お名前
・ 希望日(11/2 or 11/3)
・ 希望人数
sekai@whitehouse-film.com(お申込みはこちら)

[お問い合わせ先]
080-2082-7341

fidffおススメ作品 その30

「家族の風景」(監督:佐近圭太郎、37.49min)
http://fidff.com/com/2013-053.html

 いよいよ作品紹介も最後。キリよく30本となりました。ラストは、今年のfidff応募作品の頂点に輝く最優秀作品「家族の風景」です。

 最初はまあ、なんて凡庸なタイトルなんだ…と思いました。卒業制作か…?と思うとあまり期待感も沸かない。ところがフタを開けたら…メンバーから絶賛の嵐で、一気に最優秀作品に選ばれた1本です。

 関東地方の、特徴のない住宅街の特徴のない一戸建てに住む、中より少し上の生活をする家族。その中で交わされるやり取りのすれ違い、亀裂から始まるドラマを、短い時間の中で丁寧に描いています。登場人物同士のコミュニケーションが主となる作品の中では、奇をてらわず、よくありそうな風景を自然に写し出したという面で最も優れていたと思います。何気ないセリフのひとつひとつに価値観の乖離・断絶が凝縮されていたりと。ラスト近く、玄関で靴が長く写されるシーンは特に秀逸に感じました。

 ところで、「家族っていいな、と思って作った」という監督のコメントとは真逆に、今後縮小していく日本の中産階級家庭へのレクイエムと捉えて僕は観ました。70年代以降の日本の『中流家庭』は風化した後、こんな感じで歴史になって伝えられるのだろうな、と。

 既に映画で大活躍している池松壮亮さんは主演男優賞。もちろん彼の力だけでなく、高いチーム力を感じる作品です。

 上映は9/7(土)15:41~(あじびホール)、20:02~(中州大洋)、9/9(月)14:20~(交流ギャラリー)です(^^) written by 甘栗ぼうず

fidffおススメ作品 その28、その29

「TORE」(監督:末松暢茂・中嶋淳志、84min) 
http://fidff.com/com/2013-117.html
「TOKYO ENDING」(監督:管 勇毅、114min)
http://www.fidff.com/com/2013-119.html

 90分部門グランプリの「TORE」と120分部門の「TOKYO ENDING」。一挙に2本行きます。というのも、監督こそ異なるものの、「TORE」の中嶋監督が「TOKYO ENDING」の撮影・編集を担当しているなど、主だった制作スタッフに加え一部出演者も共通している、兄弟作品のようなものだからです。

 ただし、「TORE」は3人の若者がもがきながら生きる姿を、ドキュメンタリー的に写し取った大阪の街の様子も混ぜながら描いたシリアスなドラマ。対して「TOKYO ENDING」は、渋谷のとあるバーを舞台に、交差する人々とそのコミュニケーションのすれ違いを描いた4編からなるオムニバスコメディー。作品の舞台、スタイルも対称的です。両作品に共通するのは「音楽/衣装がよい」という声が多く挙がったように、全体的なセンスの良さ。ただし、魅力的な部分と、実力を出し切れていないのでは?と感じる部分が同じくらいに混じり合っている…と感じるのも正直なところ。

 「TORE」はとにかく、役者なのか本物のアウトローなのか区別がつかない「兄やん」(写真)が良かったです。「兄やん」は、池松壮亮さん・ほりかわひろきさんと男優賞を激しく争いました。短い出演ながら、物語の展開を動かす役回りをしたのは当たり。「TOKYO ENDING」では、特に最後の「山崎」のズレたコミュニケーションの描き方が秀逸で、よく考えついたな~と感心しきりでした。

 後半戦の上映は「TORE」が9/7(土)13:07~(交流ギャラリー)、9/8(日)15:34~(中州大洋)。「TOKYO ENDING」が9/6(金)19:05~(あじびホール)、9/8(日)19:30~(中州大洋)、9/11(月)11:00~(交流ギャラリー)です(^^)。片方を観たら、必ずもう片方もm(_ _)m。

 それと「TORE」を観たら、共通点が非常に多い韓国招待作品「トダリ」も必見です!! written by 甘栗ぼうず

fidffおススメ作品 その28

TORE(監督:末松暢茂・中嶋淳志、84分)
http://www.fidff.com/com/2013-117.html

社会になじめず、頼れる家族を持たず...。
はみ出してしまった若者たちの現在を大阪西成あいりん地区を舞台に描かれた本作は、とても荒々しく、されど清々しいラストカットで締めくくられた今年の90分作品グランプリにふさわしい作品となっています。

リア充とは程遠い、男友達と一緒にバカな事をして、騒いで、それだけで楽しかった日々と、
将来に不安を抱え、どこにも行けそうにない現実を抱えた日々が同居した「あの時」を思い出し、
また前を向いて強く生きようという想いに駆られます。

作中に女性がほとんど出てこないという、あの鬱屈した時代をそのまま再現したようなリアリティも好感が持てます♪

本作は2010年に制作された作品ですが、2013年の今でも変わらず優れた作品であることに間違いはなく、こういった作品をFIDFFという場で再発掘出来た事がとても嬉しく思います。是非、会場で男友達とご観覧ください♪

▼出演されているKOJI ZERO THREEさんもブログで紹介頂いてます。
http://ameblo.jp/ko-jizerothree/page-3.html#main

 上映は8/31(土)19:31~(あじびホール)、9/7(土)13:00~(交流ギャラリー)、9/8(日)15:34~(大洋メディアホール)です(^^) written by 金石智宏

fidffおススメ作品 その27

「望まれない子」(監督:岩渕茂、53min)
http://fidff.com/com/2013-108.html

 強い…岩渕監督、強い。60分部門グランプリのこの作品。昨年の『あの素晴らしい愛をもう一度』の雰囲気をさらに深化させ、サイコ・ホラーの要素も加わった、濃密なドラマを送り出してきました。前作より全体的にタイトで、かなりイメージ通りに作れたのでは?という感じがしました。冒頭のアニメーションで「おっ」と引きずり込んで、後はあれよあれよ。怖いシーンでのバックの音もよい感じ。

 前作主役のきむらゆきさんは、(両方とも現実とは逆に)性格の悪そうな料理の全くダメな母として登場。ところがその夫はレストランの経営者。そして主役のかわはらゆなさんは、プロの料理研究家。この設定も何かを暗示しているのかどうか…等々、色々探りを入れながら観ていたら最後は…という展開です。

 岩渕監督、主演のかわはらゆなさんも来場される予定なので、後はヒミツ。ぜひ実際に観て、ご本人たちと機会を見つけてお話しください(^^)。もちろん、日曜日のカフェトークでも色々と伺う予定です。どうしても先に観たい…という方は、YOUTUBEで予告編も観られます。

 上映は9/6(金)17:25~(あじびホール)、9/7(土)11:00~(交流ギャラリー)、9/8(日)10:30~(中州大洋メディアホール)です(^^) written by 甘栗ぼうず

fidffおススメ作品 その26

「のぶ子の日記」(監督:井上博貴、25min)
http://fidff.com/com/2013-112.html

 「のぶこ」という名前から、元中日・落合博満夫人の信子さんみたいな人が出るのかと想像した。実際に観ると、そこまでではなくとも、やや恰幅が良くて奔放な女性が出てくる。もしこれが「聖子」とか「今日子」だとしっくりこない。やはり井上監督は名前が与えるイメージを意識していたのだろうか(と自己中心に解釈する)?

 この物語で、視点の中心となるのは母・のぶ子よりもしっかりした娘・詩織。言わばドラえもん・のび太、サザエさん・カツオのような、タイトルに出ない方が実はセンターというキャラ設定である。だからなのか、ちょっとマンガの実写化っぽくも感じる。

 過去2作、ピースが欠けた家族の葛藤・確執・距離が、ある「もの」をきっかけに変化する様子を描いた作品を撮ってきた井上監督。前作『777号に乗って』もシングルマザー家庭を描いていたものの、今回は女性のみの家族関係を女子中学生の目を通して、そしてよりコメディー色を強めてどう展開させているのかも見所です。

 過去作を知る人も初めての人も、fidffで最も安定した結果を残している監督の作品として、必見の40分部門グランプリ作品です。

 後半戦での上映は9/7(土)16:30~(交流ギャラリー)、19:54~(中州大洋)です(^^) written by 甘栗ぼうず

fidffおススメ作品 その25

「ゆびわのひみつ」(監督:谷口雄一郎、16min)
http://fidff.com/com/2013-076.html

「ゆびわとちくわ、どっちが欲しい?」と尋ねられたらどう答えますか?もし「ちくわ」と答えたら、あなたはきっと獅子丸(@忍者ハットリくん)です…。

 そんなふうに、ゆびわとちくわ、適当で小賢しい男と甘ったるくてしたたかな女が交差する、fidff婦人部…もといfidff女子支持率NO.1のショートムービーです。「声にならない感情」の対比でも笑わされたりと、随所でニヤっとさせられる演出と構成が光ります。

 プレゼントしたことがないどころか、交際した女性が持つ前恋人からもらった高そうなゆびわを見て「これ売っておすし食べに行こうよ」と言ったことがある僕には「へぇぇ~~」という感じでしたが…。もしfidff審査が『生息場所:暗い映画館、女性との交際経験:なし』と表記されるようなオッサンの集まりだったら、結果が違ってたりして…。

 谷口監督は2011年の『純子はご機嫌ななめ』に続いて2度目の受賞。『こっぴどい猫』(今泉力哉監督)で強いインパクトを与え、fidffと同時に福岡で上映される『恋の渦』(モテキの大根仁監督作品)に主演されている後藤ユウミさんも出ています。

 上映は9/7(土)15:20~(あじびホール)、19:35~(中洲大洋)、9/8(日)14:25~(交流ギャラリー)です(^^) written by 甘栗ぼうず

fidffおススメ作品 その24

「おっさんスケボー」(監督:新井健市、4.20min)
http://fidff.com/com/2013-031.html

 いよいよ部門別グランプリ作品の紹介です。

 各地の映画祭を席巻しているこの作品。審査メンバーを笑いの渦に巻き込み、めでたく受賞となりました。「おっさん」の超絶テクは本物なのか??それともフェイク野郎なのか??乾ききった喉をグラス一杯のビールで潤した後のように「もう一回!!」と叫びたくなるリピート必至の快作です(^^)

 5分作品は、とにかく一気に駆け抜けるタイプの作品が強い。その意味で、キャラクター・画・音・演出・小道具…ぎゅっと凝縮されたこの作品が今年は最も強かった。

 主演のほりかわひろきさんは、昨年『かしこい狗は、吠えずに笑う』では学校の先生役で登場。田村専一監督の『ココロノオト』では現場作業員役と、様々なおじさんを演じるのに長けた俳優さんです。今回のこの作品で『主演男優賞』獲得となりました。でも、ヅラを外して来場されると、だれも誰かがわからないかも…。

 上映は9/6(金)19:00~、9/7(土)19:30~(中洲大洋)、9/10(火)19:29~(交流ギャラリー)です(^^) written by 甘栗ぼうず

fidffおススメ作品 その23

「思惑」(監督:川邊崇広,53min)
http://www.fidff.com/com/2013-082.html

 まず、タイトルがそそります。抽象名詞をタイトルに使う作品が少ないのもあるけれど、何か不穏な空気を持つことばによって、最初の引きつけに成功しています。

 で、中身は、サイコ・ラブ・ミステリー。困った。同じ60分部門に属する、岩淵茂監督の「望まれない子」と演出が部分的にかぶる。作品は別物だけど、重なる。そして、もちろん面白い。甲乙つけがたい。でも順位をつけないといけない。つまり、部門グランプリに値する優秀賞作品なので「優秀の中の優秀」と思ってくださいませ。

 軸になるふたりの対照的な演技や、強い印象を残す水中のシーン、最初に提示された要素がラストに向かってひとつに集まって行く展開のうまさなど、脚本も含めた、28歳の川邊監督の実力と将来性を感じ取りながら楽しめる秀作です。始めが勢いが良いのに、最後に向かうにつれ失速する作品も多い中、行き着く先がしっかりしていると全体も締まる。そういう面で、僕もたいへん参考になりました。

 上映は9/1(日)19:00~(あじびホール)、9/9(月)15:38~(交流ギャラリー)です(^^) written by 甘栗ぼうず

fidffおススメ作品 その22

「マリイの夜」(監督:堀夏子、25min)
http://www.fidff.com/com/2013-015.html

マリイは、赤くないといけない。

 古本屋のマリイは今日が誕生日。歳の数だけクッキーを配れば願いが叶うと信じ、お客に引かれながらも渡し続ける。そんな折に、車椅子に乗った京太が現れ…。

 というストーリーが、闇と色彩の合間を縫うように展開し、欠けていたピースが残酷に埋められる。じめじめした空気が、夜明けと共に一瞬で乾くようなそのコントロールに、観終わった後しばらく脱力感に襲われました。ああ、やられた、と。『オールド・ボーイ』『親切なクムジャさん』などパク・チャヌクの香りがする部分もあるし、うまく作りもの感を漂わせ、様々なものを提示しながら息切れせず最後まで走り抜きます。英語字幕も良いし、スタッフの熱量も感じる。それなのに他所であまり上映されていないのがもったいない…と思った一作です。

 京太のことばの使い方も面白いし、ダメ男作品が多い中、男が女性を振り回すのが逆に新鮮に感じます。「ここでレンブラントを餌に使うか!」というユーモアにも心惹かれたり。

 ところで、なぜこのラスト?と最初はやや釈然としませんでした。そこで、冒頭から終わりまでを思い出して気付いた。結末は冒頭で既に暗示されていて、その上に線が引かれていたのだと…。それに気付かなかった自分が間抜けだった。そしてまた脱力する…。

 楽しくも悲しくもない、一筋縄ではいかない怪作です。

 上映は9/7(土)18:27~(交流ギャラリー)、9/8(日)14:08~(あじびホール)、9/10(火)19:04~(交流ギャラリー)です(^^) written by 甘栗ぼうず


fidffおススメ作品 その21

「姉と妹」(監督:田村専一、3.38min)
http://www.fidff.com/com/2013-099.html

 先に「サーカス」を紹介した田村専一監督。3つの応募作すべてで、「『本気』と書いて『マジ』と読む」レベルの本気さで攻めてきました。

 その中でもfidffメンバーの心を捉えたのがこの「姉と妹」。「777号に乗って」で昨年の子役賞に輝いた拝生諭緯(はいき・いお)ちゃんと、「かしこい狗は、吠えずに笑う」で強烈な存在感を見せた仁後亜由美さんのW主演。一見、姉と妹には見えないふたりなのに、そこをざっくりと裏切られてふたりに魅せられる、輝きのある一作です。

 仁後さんが画面に出てくるだけで、何が起こる…??と身構える空気になる。「かしこい狗は、吠えずに笑う」では、彼女は何だ…?と冒頭で気にさせられ、最後の最後に合点が行った。登場時間は少なくても、観る者に予断を許さない役割をするかのように挟みこまれながら、最後に大切なひとことを告げるキーパーソンとして、主役同様の印象を残してくれました。そんな仁後さんに、今回はこの「姉と妹」での見事な演技によりfidff「女優賞」が送られます(^^)

 昨年、とてもかわいらしい姿を見せてくれたイオちゃんも、背が高くなってまた少し違う雰囲気に。これからも楽しみなふたりの姿を、ぜひ観て下さい。

 上映は9/5(木)18:15~(交流ギャラリー)、9/8(日)13:05~(あじびホール)、9/10(火)17:44~(交流ギャラリー) です(^^) written by 甘栗ぼうず

fidffおススメ作品 その20

CYCLOID(監督:黒木智輝、3.25min)
http://fidff.com/com/2013-017.html

 前に紹介した「かみさまのはらわた」と争って、アニメーション賞を獲得したのがこの作品。安野光雅の「旅の絵本」にインスピレーションを受けたのか?と思わせつつも、アニメの特性を活かして、「目の高さ」で展開する絵が楽しい映画です。奥から手前への動きと、左右・上下の動きが重なる、その感覚が面白い。

 電車の最後尾から後ろへと過ぎる景色を見る、それが世界へと広がったら…そんなことをイメージしながら僕は観ていました。

 内容も抽象的な方に持って行かず、しっかり画を見せてくれて理解しやすいのもプラスに働いています。短い時間で世界をぐるっと回るのがシンプルに楽しいです。

 ただし、電車で進行方向と逆に座ると酔う、という人は気を付けてください…(^^;)でも、今回のfidffで特に見逃せないおススメ作品には違いありません。

 上映は9/2(金)11:02~(交流ギャラリー)、9/7(土)15:37~(あじびホール)、9/8(日)15:30~(中州大洋メディアホール)です(^^) written by 甘栗ぼうず

Fidffおススメ作品 その19

ジムショ(監督:蛯原やすゆき、30min)
http://fidff.com/com/2013-058.html

 『少年ジャンプ』のモットーは「友情、努力、勝利」であるが、『漫画ゴラク』のモットーは「マージャン、借金、ヤクザ」である(某ラジオ番組より拝借)。

 現実に巻き込まれたらとても身がもたないけれど、そんな『漫画ゴラク』的世界を見て楽しめるようになったらオトナの証?そんな感じで、汚く小ズルい人間たちのピリピリした室内劇を楽しませてくれるのが、この「ジムショ」です。

 脱法ハーブパーティーのさなかに事件が起こり、窮地に追い込まれる芸能人たちと事務所のボスとの、ブラックかつ風刺とユーモアの交じったやりとりが面白い秀作です。何が良いかと言うと、ちゃんと怖いし、イヤな気分になるんですよ。しかもバイオレンスや残酷描写よりも、会話によって。やはり実話にもインスピレーションを得たそうで、そのあたりも想像して観るのも面白いかもしれません。松崎しげる似のボスの迫力が良いです。

 上映は8/31(土)19:00~(あじびホール)、9/6(金)17:30~(交流ギャラリー)、9/8(日)18:18~(交流ギャラリー)、です(^^) written by 甘栗ぼうず

fidffおススメ作品 その18

「砂山」(松蔭浩之監督、17分)
http://www.fidff.com/com/2013-102.html

 ファンが多い現代芸術家の会田誠氏をたっぷり堪能できる、会田誠あふれる短編映画がこの『砂山』です。森美術館や、おととい24日には「瀬戸内国際芸術祭」でも上映されたらしいですが、今回のfidffが九州初上映になりそうです。

 最近はやりの映画と言えば「風立ちぬ」ですが、この映画は、会田誠が「立つ」ところから始まります。そんな風に、ビッグな会田誠、断られて萎える会田誠、絵の具が手放せない会田誠、ジャンキーと絡む会田誠、CM的にカッコよくビールを飲む会田誠、海辺でわたしはカモメになる会田誠、愛の言葉をささやく会田誠、高田純次に見える会田誠…と、いろんな会田誠を満喫できます。いわば、一種のアイドルムービーのような。ファンの望む姿なのか、観てもらいたい自分の姿なのか?最後の一言は真意なのか??それとも監督が求めた姿なのか???

 でもやはり、始まりと終わりが「砂山」というタイトル通りにつながっている映画なんです。ああ「砂山」はやっぱりこれでしか崩せないのか…と妙に納得させられたり。

前半戦では9/1(日)20:42~(あじびホール)、後半戦では9/6(金)11:29~(あじび交流ギャラリー)にて上映です。ファンの方も、知らない方も、この機会にぜひどうぞ(^^)。いいチャンスです。 written by甘栗ぼうず

fidffおススメ作品 その17

八浪二郎(監督:小野篤史、27min)
http://www.fidff.com/com/2013-020.html

 脚本が…音が…カメラワークが…照明が…演技が…と映画を語る人は多いものの、意外と「ことば」については聴かない。もちろん脚本や役者の演技も関係あるけれど、映像作品の中の「ことばの選択」について僕はかなり関心があります。

 先日、NHKラジオ・フランス語講座のインタビューでは脚本家・監督のオリヴィエ・アサイヤスが「言葉のインスピレーションを通して、物語が発展していく」と話していて、おもしろいな、と思った。

 実は今回のfidff審査で、技術的に優れていても「ことばの選択」ミスや軽視が全体を落としていると感じ、評価を下げた作品がいくつかありました。ゆふいん文化・記録映画祭「松川賞」の審査でも同様に。

 一方、その面でとても秀逸だ、と思ったのがこの『八浪二郎』です。30分の中で小刻みに進む1章1章は4コマ漫画のようだけど、それが繋がって流れを生みながらひとつの映画となる面白さ。静かに心象を示すヘアカットのシーン、そして主人公が自転車にふらっと乗りながらつぶやく言葉に、静かにハッとさせられる。人は本当に死にたい時、本当はこんな風にふと口からこの言葉が出るのだと…。文字または音のみ、あるいは画や身体の動きだけでは表現できない、ことばと画が重なる意味を突き付けてくる瞬間があるのがとても良かったです。

 そして、小道具の使い方にとても味があります。大学受験生の象徴を予想外の方法で、でも洒脱に使っているのがとても面白かった。

 上映は9/8(日) 17:30~(交流ギャラリー)、9/9(月) 19:00~(交流ギャラリー) 9/10(火) 20:27~(あじびホール)です(^^) written by 甘栗ぼうず