fidff2017 上映作品紹介『ぼくの、メリット』

9/10(日)朝10 :15~11 :45のプログラムでは、MBC南日本放送のドキュメンタリー『ぼくの、メリット』(2016,46min)の上映と、武藤久ディレクターのアフタートークを行います。

 なぜfidffでTV作品?と思われるかもしれませんが、地方局のスポンサーが無いドキュメンタリーの多くはディレクターによる個人制作であること。fidffは「映像作品」を扱う場であること。そして何より、ぜひ多くの人に観てほしい内容であることを理由にプログラムしました。

『ぼくの、メリット』は、自分の存在に虚しさを覚えて中学校に行かなくなり、無表情でスマホゲームに日がな興じる15歳(撮影当時)のこうき君が、トカラ列島の悪石島(あくせきじま)に移住してからの生活と変化を、2年近い取材で丁寧に捉えた作品です。

「ああ、こういう生き方も、全然悪くないよ」と、カメラの向こうから多くの示唆を観る者に与えてくれます。

今年もRKB毎日放送の『抗い』、東海テレビの『人生フルーツ』などのテレビ局制作映画が評判になっていますが、それらの作品に劣らず引き込む力があり、ディレクターの個性が滲み出ている一作です。

武藤ディレクターは、立命館アジア太平洋大学(APU)在学時の作品が、2006年のゆふいん文化・記録映画祭で上映されたのを皮切りに、今年は高円寺にfidffへの招待と、学生時代からコツコツと撮り続け、九州に根ざしながらしっかり結果を出して来た注目の若手ドキュメンタリスト。

不登校児の支援に関わる方、当事者・その家族、テレビ関係者はもちろん、これからドキュメンタリーに挑戦してみたい…という方にぜひご覧頂ければと思います。

詳しい作品情報はこちらから。
http://www.fidff.com/