製作データ 2019年/フィリピン・ミンダナオ/27min
監督 ラム・ボテーロ(Ram Botero)
出演 ラム・ボテーロ
ウィリアム・レズナ・ラナラ
カルロス・デリキート
スタッフ 脚本:ラム・ボテーロ
原作:ラム・ボテーロ
プロデューサー:メリッサ・クレア・イクダン・バッレラ
撮影:ラップ・メティング
録音:イアン・ドミニク・ブガヨン
作曲:ウィリー・アパ、編集:ウィリー・アパ
美術監督:バギー・アンプラヨ
近年、LGBTQ+などの単語が急速に一般化する一方、ネット上でも実社会でも偏見や差別が根強く残っています。
今回はそのような傾向に抗し、かつ国を越えてより広く当事者の声と気持ちに触れる機会を作るべく、日本、台湾、フィリピンで撮られた「トランスジェンダー自身が演じる・主人公となる」作品を特集上映します。観て、感じて考えて、対話をしましょう。

あらすじ

「リンボ」とはカトリック教において、洗礼を受けていない者が死後にたどり着く「辺獄」=天国と地獄の間に存在するとされる場所を指し、またそれは、どっちつかずの中途半端な状態のまま放置され、忘れ去られた状況を示すものである。フィリピンの土着的な“地獄”をめぐる旅の入口=リンボにて死後に出遭ったトランスジェンダーの女性、詩人、活動家の3人は、それぞれが地上に残してきた人生について考察していく。

予告編

上映履歴

<tr”>ザンボアンガCine Paz映画祭(ウーマン・LGBT部門 バラの羽賞)

ニリンギグ・ダバオ国際映画祭(フィルムワークショップ部門 審査員賞)
サラミンダナオ・アジアン映画祭(正式招待)

監督プロフィール

フィリピン・コンポステラバレー州出身。独学でビジュアルアーツを学び、アーティスト、フェミニストとして活動。領域横断的なエンパワーメントや社会正義の実現を目指す様々なコミュニティ参加型アートプロジェクトを実施・参加。また、環境NGO「BAN Toxics!」でのコミュニティオーガナイザーや、アーティストインレジデンスの運営団体「The Unifiedfield Nomadic AIR Program in The Philippines」、「Rm. 74」の一員として、国内外のアーティストやプロジェクトをサポートしてきた。現在は、監督および役者として精力的に映画製作に取り組み、フォーラムでの登壇など、映画文化の普及にも努めている。

監督コメント

本作の製作チームは、 政治的、社会的な現状維持のために意図的になかったことにされてきた声なき者たちの物語を掬い上げようという熱意を共有するアーティストや支持者によって構成されています。フィリピン=カトリック社会において「正常」とされる範囲から逸脱しているとみなされ、しばしば“ヘルバウンド=地獄行き”だとされてきた様々なマイノリティ。私たちは本作を通して、多層的に交差するそれぞれの闘いや問題へのアプローチを議論し、それらを可視化することを試みています。

上映日時:2021年10月30日(土)13:00~