ピンぼけシティライツ
東海林毅
TSUYOSHI SHOJI
上映時間:18.00min
制作年:2016
落ちぶれたカメラマン菊川につきまとう、水着姿の見知らぬ女の幽霊。菊川は彼女の正体がかつて自分が撮影した売れないグラビアアイドルの立花えみりだと気付く。
恋人に家を追い出され寄る辺ない菊川と、この世で立ち往生している立花。居場所のない二人は、夜の東京で本音をぶつけ合う。
小島ケイタニーラブの音楽が夜の街にふわりと溶け出すオフビートなファンタジー。
予告編
監督のコメント
小学生のころ顕微鏡観察に熱中していた時期がありました。田んぼやドブの水を掬っては、レンズ越しに蠢く小さく奇妙な生き物たちに心を奪われる日々。そんなある日、クラスの友人が「うなぎが美味しかった」と言ったので、僕はウキウキしながら、うなぎが泥の中でどういった微生物を食べているのか、絵に描いて丁寧に彼に説明してあげました。僕が描いたキュートなワムシやツリガネムシの絵を見た彼は、気味悪がって怒ってしまい、以来あまり遊んでくれなくなりました。あなたはどうでしょう?
僕の描いた絵を見て怒るでしょうか?楽しんでもらえたら嬉しいのですが。
監督の経歴
武蔵野美術大学映像学科在学中から映像作家活動を開始し1995年、第4回 東京国際レズビアン&ゲイ映画祭コンペ部門にて審査員特別賞を受賞。「劇場版 喧嘩番長」シリーズや「お姉チャンバラ Vortex」などの商業作品を監督する一方、VFXアーティストとしても幅広く活動しNHK BSPの科学史ドキュメンタリー番組「フランケンシュタインの誘惑」では3年以上にわたり演出やVFXを務めた。
近年、表現の幅を広げるために自主映画にも力を入れ、作品を精力的に発表中。
スタッフ一覧
出演者 |
脚本・監督:東海林 毅 |
東海林 毅監督の作品一覧
受賞 | 作品名 | 監督名 | 上映時間 | 制作年 | 字幕 | 予告編 | 備考 |
FIDFF2019 招待作品 | 23:60 | 東海林 毅 | 20min | 2007 | |||
FIDFF2019 招待作品 | ピンぼけシティライツ | 東海林 毅 | 18min | 2016 | ● | ||
FIDFF2018 技術賞 | 老ナルキソス | 東海林 毅 | 21.30min | 2017 | ● | ||
FIDFF2019 招待作品 | ホモソーシャルダンス | 東海林 毅 | 11min | 2019 | ● |