製作データ | 2022年/日本/39.59min |
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監督 | 萬野達郎 |
出演 |
出演者1:連下浩隆 出演者2:瀬戸かほ 出演者3:渡辺裕之 出演者4:矢崎広 出演者5:渡部直也 |
スタッフ |
脚本: 萬野達郎、撮影監督: 宮下徹也 照明: 大堀治樹、音楽: 足立知謙、編集: 岡島龍介 |
あらすじ
派遣社員として自動車工場で働く森下孝志(38)は、貧しいながらも妻の晶子(32)と娘の桜(6)と幸せな日々を過ごしていた。しかし、コロナウイルスにより⽇本は未曾有の経済危機を受けてしまう。コロナショックの煽りを受け、森下は⾃動⾞⼯場から派遣切りにあってしまう。社宅からの立ち退きを迫られる中、なかなか再就職先が⾒つからない森下はついに晶⼦から離婚を切り出されてしまう。家も仕事も家族も失った森下は、仕⽅なくトランクルームで⽣活し始める。―果たして、森下は貧困の渦から抜け出すことはできるのか?
予告編
監督プロフィール
大阪府出身。19歳の時に単身渡米。カリフォルニア州立大学ノースリッジ校映画制作学科を卒業。
大学在学中よりAmerican Film Instituteの撮影などに、スタッフとして積極的に参加しながら、自身でも映像作品を監督する。米国NPO団体Japan Film Societyでは、メディアディレクターとして同団体主催の映画祭【LA EigaFest】のオフィシャル映像のディレクションを担当した。日本に帰国後、歌舞伎俳優・市川海老蔵の映像作品や、カナダ建国150周年記念番組を演出する傍ら、インディペンデント映画監督としても精力的に活動。優生保護法を題材にした短編映画「Motherhood」は、国内外で20以上の映画祭に入選し、Action on Film Festivalの最優秀外国作品賞をはじめ、数々の映画祭で賞に輝いた。
現在はソーシャル経済メディア「NewsPicks」の映像番組を演出している。
監督コメント
今なお止まらぬ新型コロナウイルスの感染拡大は、人々の暮らしを一変させました。多くの方々が経済的な困窮に苦しんでいます。そんな中、窓もなく、薄い鉄板一枚で仕切られただけの「トランクルーム」に、その利用料金の安さから住み始める人が増えていると言います。本作を通して、コロナによる貧困や格差社会に苦しむ人々の「生への希望」に火を灯したいと考えています。