製作データ | 2021年/日本/84.16min |
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監督 | 湯淺士 |
出演 |
村田 雅樹 、やまぎし ゆうや、高橋 香帆 、榊原 雄、佐波 太郎、 氏師 出雲、名村 藍 、井上 拓也 |
スタッフ |
【監督・脚本・編集】湯淺士 【制作・脚本】福嶋修平 【撮影・照明】小林潤樹 【録音】酒井朝子 【美術】中村優介 【衣装】小野隼佑 【ヘアメイク】下部佳音 【助監督】小野若菜 【グレーディング】小林潤樹 【整音】酒井朝子 |
あらすじ
「自費出版って知ってる?」“新人小説家とゴーストライター”の二人は互いの持つ無責任さを自覚していない。「まいいか」で問題を延ばす前田とそれを受容し看過する中村。二人は不況にあえぐ出版業界の箔付ビジネスに翻弄されていく・・・
監督プロフィール
1996年1月1日生まれ。大阪府出身。
大阪芸術大学映像学科卒。学生時代は大森一樹、西岡琢也らに師事し、卒業制作である『びっぐすり〜』が同大学学長賞を受賞。
佐々木史郎や石井岳龍らに高く評価され、国内外の映画祭で多数上映。現在は東京を拠点にフリーの演出部として活動中。
監督コメント
タイトルの軽さとは裏腹に“無責任さが招く悲劇”そして“依存と自立”というテーマを繊細かつ辛辣に描きます。それは、私が過去作で追求してきた“ブロマンスの美しさ”をより深く見つめ、決着を付けるための最適なテーマであると思うからです。
「新人小説賞を獲った小説家とそのゴーストライター」という関係になってしまった二人は、互いに投げつけ合う“無責任さ”を自覚していません。映画は、いつまでも続くことのない悪循環に終止符を打つことができるのか、というメインクエスチョンに迫ります。
愛おしく過ぎていった時間はお互いの成長を妨げていた訳で、やがて自立へ踏み出すその足を祝福するエンドであるということをここに強調します。
受賞歴
門真国際映画祭2021:最優秀脚本賞、最優秀助演男優賞、優秀俳優賞