製作データ | 2021年/日本/25.00min |
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監督 | 松岡芳佳 |
出演 | 深川麻衣 古舘寛治 |
スタッフ | カメラマン 岡村良憲 |
あらすじ
まだ昨晩のアルコールが抜け切らない重い身体をゆっくりと起こしたとき、
彼女の記憶はどこにも結びつかなかった。
ただわかったこと、それは窓の外に見える景色がたぶん東京ではないこと。
部屋の中に見知らぬ男性が寝ていること。
さらに言うと、” おじさん” な気がするということ。
酒に呑まれ記憶を無くし、陽月はなぜか「桐生」に来てしまっていた。
どこのだれかも知らない” おじさん” と。
そんな、見知らぬ場所で見知らぬ人と過ごした、“ただの” 夏の日の話。
監督プロフィール
1994年生まれ、大阪府出身。
2017年、博報堂プロダクツ入社。
CMディレクターとして’19年に「最期の言葉」でJAC AWARD 永井聡賞を受賞。
同年、「妙なアルバム」でBOVA 協賛企業賞を受賞する。
’21年にはヤングライオンズフィルム部門でシルバー受賞。
短編映画『ただの夏の日の話』は、初めての映画監督作品となる。
監督コメント
幼い時に仲の良かった友達が亡くなったことをきっかけに、「どうってことない毎日を生きていることの奇跡」についてよく考えていました。
そんな自分の根底にあるような想いをベースにして脚本を書き始め、映画として形にできた気がしています。
コロナウイルスなどの影響で、遠い待ち遠しい日々に視線を送ってしまいがちですが、映画を見終わった人が、すぐ近くにある小さな幸せを拾い上げられるきっかけになるような作品となることを目指しました。
この作品が福岡の人にも届くといいなと願っています。
受賞歴
第11回きりゅう映画祭 選出作品
第2回東京シネマスターズオフィシャルセレクション作品
第7回あわら湯けむり映画祭鋲螺賞
ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2022 ノミネート作品
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2022 グランプリ