製作データ 2021年/日本/49.42min
監督 堤真矢
出演 菊池 真琴、藤田 晃輔、中山 利一
連下 浩隆、新井 敬太、山田 良介
澤 麻衣子、小高 えいぎ、前田 薫平
藤岡 有沙、風 さり、伊藤 梢
高草木 淳一、水野 大絆、佐々木 しほ
Antonio Angelov、Ellen Reiter
スタッフ 撮影:湯越慶太
照明:竹本勝幸
撮影助手:角洋介
録音:磯辺康広、細川武士
助監督:松岡寛、加藤允哉
ヘアメイク:河本花葉
衣装:mican
制作:竹本美香
音楽:川尻大輔
翻訳協力:関谷夢歩、かまくらあや

あらすじ

2020年夏、少し人通りの戻り始めた東京。カフェの一角で、ワンコインで気軽に英会話が楽しめる「ワンコイン英会話カフェ」に、とある男女が参加する。
仕事や経歴など噓をついて会話に参加し、ささやかな承認欲求を満たす女性、ミキと、アメリカでの活動を志すも渡航を制限されている俳優の青年、健二。
二人は意気投合し、共に「別人になりきって英会話カフェに参加するゲーム」に興じるようになる。

そのゲームのルールはふたつ。
「お互いの人生に立ち入らない」ことと、「日本語では嘘をつかない」こと。

監督プロフィール

1986年生まれ。滋賀県出身。大学時代を福岡で過ごし、多くの長編・短編映画を制作。卒業後は東京を拠点に、フリーランスで映像制作を行う傍ら「Tick Tack Movie」名義で活動。自主制作Webドラマ『現実拡張 スマホ仮面』シリーズ(2012-2013)や、連作短編シリーズ『浦島太郎』(2014-2018)などをYouTubeで公開している。

2019年には長編映画『パラレルワールド・シアター』を公開。都内1館での貸館自主上映ながら『めざましどようび』の映画期待度ランキングで2位を獲得するなどし、最終的にHUMAXシネマズ池袋をはじめ、東京・大阪・福岡3都市での上映を実現。本作『もうひとつのことば』でも、国内外多数の映画祭で評価を得ている。

 

監督コメント

2020年、コロナ禍の東京を舞台にして、確かに社会を映しながらも魅力的で可愛らしい「他愛のないラブコメ」を作ることができたら。そのこと自体がこれからの世界へのささやかな希望と楽観のメッセージになりうるのではないか。
この時代を生きるクリエイターとして、少しだけ、そんな願いを込めました。
まだまだ「こんなことしてる場合?」と自問してしまう今の世の中に、本作が少しでも清涼剤となってくれることを願っています。

受賞歴

・門真国際映画祭 – 審査員特別賞
・神戸インディペンデント映画祭2021 – 脚本賞
・第22回 TAMA NEW WAVE – ある視点
・第13回映像グランプリ 一次審査通過
・Las Vegas Asian Film Awards – Best Feature Film
・44th Asian American International Film Festival – Official Selection
(Nominee for Best Screenwriting & Best Editing)
・San Diego Asian Film Festival – Official Selection
・Vancouver Asian Film Festival – Official Selection
・Philadelphia Asian American Film Festival – Official Selection
・Asian Film Festival, Los Angeles – Nominee for Best Actress
・2021年7月にクラウドファンディング支援者向けオンライン試写を実施