製作データ | 2021年/日本/75.00min |
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監督 | 井上博貴 |
出演 | 織田美織 |
スタッフ |
あらすじ
過疎化が進み、空き家の数も多くなってきた地方都市。 かつてその街に住んでいた主人公・茉莉 は亡くなった父親の遺産として実家を譲り受けることになり、売却処分することを決めていた。 そんな中、遺品整理をしに実家に帰ってきた時、父の幻影を目にし、すぐに売却することに躊躇いを感じ始める。職を失い、フリーター生活をしていた茉莉は、収入が少ないながらも、なんとか実家を売却せず、父の魂の居場所を維持できないかと模索し始める。 そんなある日、家の周りに不審者が彷徨いていると近所の人から連絡があり、急いで実家に戻ってみるのだが、その人物はかつて教師だった父を慕っていた教え子の陽子であることが判明する。 茉莉は、そんな陽子から、折に触れ、自身の知らない父の話、娘である自身への想いを聞くことになり、亡き父への想いが募らせていく。 現在、そして来たるべき日本社会が抱える空き家問題をモチーフ、娘と亡き父の心の交流を描いたヒューマンドラマ。
プロフィール
井上博貴
2009年に映画『パニック4ROOMS』で監督デビュー。 2017年新宿シネマカリテにて上映されたオムニバスホラー映画『狂い華』内の1篇、堀田真由主演『呪いうつり』の監督・脚本を担当。 またショートフィルム『痣』は、「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2018」ジャパン部門、ベストアクトレス受賞ほか、国内外で高い評価を得た。 2019年にはCINEMA FIGHTERS PROJECT第3弾オムニバス映画『その瞬間、僕は泣きたくなった』内の1篇、『魔女に焦がれて』の脚本&監督を務め、東京国際映画祭での特別上映も実施。 その他、劇場公開映画「新卒ポモドーロ」「鍵」等の脚本&監督を担当。 2023年第52回ロッテルダム国際映画祭にて、監督作・VR映画「なぎさにて」が、公式上映作品される。