ジンジャー・ボーイ
2024/日本/49.12min
友情はいつまで続く?どんな頼み事も聞ける?どこまで寄り添える?
どこか恋愛にも似ているこのバランスは難しく、二人の関係が少しづつ変化していく様子は切なく、残酷にも映る。
見ていると苦しくなるが、良作!
あらすじ
地方銀行の営業マンとして働く岸田。
東京の本社で欠員が出たため、急遽東京への異動が決まる。
急な話だったため、東京で映画を撮りながらフリーターをしている高校時代からの友人、倉のもとに一時的に世話になることに。
しかし一人でいることが好きな岸田は、次第に倉との忙しない共同生活に疲弊していく。
岸田は、会社員である自分と、フリーターである倉の考え方や暮らし方の差に驚いていた。
そんななか、倉が撮った映画を観た岸田は、高校時代に自分がした倉との約束を思い出す。
それは、「銀行強盗をしてそのお金で遊んで暮らす。捕まった場合も刑務所の中で一緒に遊んで暮らす」というものだった。
もう昔のように倉と付き合っていられないと悟った岸田は、倉のもとから離れる決心をする。
監督 田中 未来 / MIKI TANAKA
1993年生まれ、東京出身。
中央大学文学部で近現代文学を学び、小説の執筆を始める。
2019年シナリオセンターで脚本、2020年ニューシネマワークショップで映像の基礎を学ぶ。2024年、ENBUゼミナール監督コース在学中に本作『ジンジャー・ボーイ』を制作。
本作は、一つの友情の終わりを描いた作品です。
人間関係とは、時間の流れとともに徐々に精彩を欠いていくものなのかなと感じています。
しんみりしたテーマではありますが、一つの映画として多くの人に楽しんでいただけたら嬉しいです。
予告編
キャスト
藤田開 |
中藤契 |
志磨灯 |
井出みずき |
ヒルズりょー |
小鳩真優 |
木野このみ |
伊佐瑞人 |
鈴木トシアキ(友情出演) |
佐伯浩司 |
佐藤紫雲 |
青木研人 |
スタッフ
監督・脚本 | 田中未来 |
撮影 | 達富航平 |
撮影助手 | 川上翔大・江藤壮汰 |
照明 | 及川凱世 |
照明助手 | ojo・吉田桃奈 |
照明応援 | 栁田侑子・八木涼花・charanco MIYU |
録音 | 長嶺将希 |
録音助手 | 樋川祐輝 |
整音 | 三門優介 |
編集 | Bunny fanfan |
助監督 | 佐藤紫雲 |
制作 | 蛭川亮・高也・斉藤遼太郎・成海澪・吉永真希・中村愛華 |
ヘアメイク | 森田雛 |
音楽 | 大谷舞 |
カラコレ | 鈴木紫陽 |
ポスター撮影 | Ryo Katayama |
ポスター撮影助手 | Takumi Sankyo |
撮影協力 | ENBUゼミナール・株式会社ミシェルエンターテイメント 近藤日実香・吉田浩太・小島望・川上栄輝・川本哲生 |
上映履歴
映画監督コース卒業制作展『DROP CINEMA FESTIVAL vol.38』にて初上映(6/10,6/13) |
MOOSIC LAB 2025にて上映(11/10.17.27 1/27 2/4) |
テアトル新宿(7/25〜7/31) |
受賞履歴
TAMA NWE WAVE2024 コンペティションノミネート |
Next Young Artist Award(NYAA)NYAA2024 映像&アニメーション部門ノミネート |
第78回カンヌ国際映画祭 ラ・シネフ部門 3位受賞 |