爽子の衝動
2025/日本/45.02min
絶望しかない「ヤングケアラー」を描いた衝撃の問題作。
重く、救いもないストーリーに思考停止に陥る。
初主演の古澤メイさんの圧巻の演技に胸が締め付けられる。
あらすじ
四肢麻痺の父・保(間瀬英正)と2人暮らしの爽子(古澤メイ)は生活保護の申請をしている が、水際作戦によってなかなか審査が通らない。
福祉サービスも充分でない中、新人訪問介護士・桐谷さと(小川黎)がやってきたことである 問題が起こり…
監督 戸田 彬弘 / TODA Akihiro
1983年生まれ。奈良県出身。
チーズ film 代表取締役。チーズ theater 主宰。
映画監督、脚本家、演出家として活動。
代表作は、日本アカデミー賞優秀主演女優賞や、釜山国際映画祭コンペティション(ジソク)部門などに出品された映画『市子』がある。
他、映画『名前』(2018 年)、『僕たちは変わらない朝を迎える』 (2021 年) 、『散歩時間~その日を待ちながら~』(2022 年)などが有り、国内外の映画祭で受賞。
舞台では、『川辺市子のために』がサンモールスタ ジオ選定賞 2015 最優秀脚本賞を受賞。ほか、チーズ theater 全作品の作・演出を担当。近年はドラマを監督をする機会も増えている。
映画は“社会の窓”としての役割もあると思います。
本作は生活保護受給者側にカメラを据えました。
ケースワーカー側の背景を描かず受給者側を選んだのは、双方の間に生死に関わる力関係があること。度々報道されるケースワーカーによる圧力は、氷山の一角だと取材を通して知りました。困窮者にアウトリーチすること。ハラスメント問題が沢山露見する現在において、このパワーバランスに対しての警鐘となれたらとの思いもあります。
予告編
キャスト
古澤メイ |
間瀬英正、小川黎 |
菊池豪、遠藤隆太、木寺響、木村恒介、中川朱巳 / 黒沢あすか、梅田誠弘 |
スタッフ
監督・脚本・編集 | 戸田彬弘 |
プロデューサー | King-Guu、亀山暢央、戸田彬弘 |
アソシエイトプロデューサー | 西原龍熙 |
ラインプロデューサー | 深澤知 |
撮影 | 春木康輔 |
照明 | 藤井隆二 |
録音 | 北野愛有 |
美術 | 坂入智広 |
ヘアメイク | 七絵 |
助監督 | 片山名緒子 |
MA・音響効果 | 吉方淳二 |
VFX | 三輪航大 |
スチール | 柴崎まどか |
宣伝美術 | 大久保篤 |
挿入歌 | 「ダーリン」Norenn |
インティマシーコーディネーター | 西山ももこ |
医療監修 | 堀エリカ |
絵画指導 | 間瀬英正 |
製作 | basil、チーズfilm |
制作協力 | ポーラスター |
特別協賛 | レジェンドプロモーション |
制作プロダクション | チーズfilm |
上映履歴・受賞履歴
MOOSIC LAB 2025 MOOSIC EYE部門 |
第20回大阪アジアン映画祭 インディ・フォーラム部門 |
第20回ロサンゼルス日本映画祭 Short-Plus films部門 |