ばあちゃんの引っ越し
2024/日本/11.25min
終始つづく佐世保の穏やかな風景とばあちゃんの静かな語りが心地良い。
しかし語られるのは引っ越しの決意と未練。
佐世保を出る理由と来た契機が交差する最後の日。
あらすじ
96歳になったばあちゃんが、長年住み慣れた佐世保を離れ、母が住む福岡の家に越すことになった。
じいちゃんに先立たれたあと20年続いた一人暮らしも、これでおしまい。
引っ越しの日、ばあちゃんが語ったこと。
監督 北村 伊知郎 / KITAMURA ICHIROU
長崎県佐世保市生まれ。東京藝術大学大学院映像研究科修了。
これまで、働くことに焦点をあてたドキュメンタリー映像や、インスタレーション作品などを発表。現在はクリエイティブディレクターとしてブランディングや制作業務に従事する傍ら、宝塚大学東京メディア芸術学部の非常勤講師を務める。
祖母に「今後福岡に引っ越すことにした」と言われたとき、どうやって今の家に住むことになったのか聞いてみたいと思いました。この対話は、とある家族の小さな物語ですが、この映画を観た人が、それぞれの家族との向き合い方や、これからの生き方などを考えるきっかけになれば嬉しく思います。現在97歳になった祖母は、福岡で元気に暮らしています。
キャスト
池崎道子 |
スタッフ
撮影・録音 | 播本和宜、北村伊知郎 |