Eyeself~ワタシノセカイ~

2023/日本/14.20min

Eyeself~ワタシノセカイ~

EYESELF

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EYESELF

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推しコメント

弱視の監督4人が見る世界は、私たちには見ることのできない絶景でした。
実写映画の幅を広げてくれる、挑戦的な映像表現と温かな世界観をお楽しみください。

あらすじ

これは、「一つの視点」を描いた物語。
「星空」が見たい。幼い頃からずっと願っていました。
弱視のために健常者に比べて僅か3%に限られた視界をもつ女子大生・八染まどか。彼女は、97%の見えない世界を想像で補って生きています。大きなバラに包まれてくつろいだり、視界を遮るはずの鉄柵は消えて空に飛び出したり。実際に見える視界と想像から生まれる不思議な世界。彼女にしか見えない唯一無二の世界。
大学卒業を間近にした今、きっと見えないだろうと諦めていた「星空」との対面に挑戦します。「狭くなっていく視界、私だけの素敵な景色」。後半では、弱視といういう唯一無二の見え方をくれた親への感謝の気持ちを詩にのせて、彼女自身が歌う曲が流れます。
後半は、彼女のこれまでの人生、また、監督全員が弱視という中、自身の見え方、映像制作に向き合う姿、それを支える多くの方々との制作の背景がドキュメンタリー映像となっています。

Eyeself~ワタシノセカイ
Eyeself~ワタシノセカイ
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監督
山崎匠 / YAMAZAKI TAKUMI
宮原慧人 / MIYAHARA KEITO
藤川玲央 / FUJIKAWA REO
八染まどか / YASOME MADOKA

Eyeself~ワタシノセカイ

私達は、視覚・聴覚障がい者のための国立大学「筑波技術大学」で鶴見昌代准教授の元、マルチメディアを学ぶ大学4年生の4人組です。4人全員に「弱視」という視覚障がいがあります。 弱視のために「かわいそう」と思われがちですが、弱視だからこそできることも、描ける世界もあります。弱視の世界のすばらしさを少しでも多くの人に知ってもらいたい。そのために、私たち自身が脚本と監督を担当して映像制作しました。 初めての監督作品ですが、今後も視覚障がいのある学生が映像制作に取り組む機会を得るためにもいい作品になるようにとがんばってきました。 弱視という障がいをくれた親への感謝の気持ちを最後の歌にも込めています。ぜひ少しでも多くの方に観ていただきたいです。

◆山崎匠
2000年富山県生まれ。 2019年筑波技術大学情報システム学科に入学。 プログラミングや情報アクセシビリティについて勉強中。 本作では脚本、監督、歌として参加。

◆宮原慧人
1992年生まれ。 2019年筑波技術大学入学。 主に障害者支援、情報アクセシビリティについて勉強。 本作では脚本、監督、歌として参加。

◆藤川玲央
2000年生まれ。 2019年筑波技術大学入学。 大学では各種プログラミング言語、数学や代表的なアルゴリズムの概念、データ分析など幅広い分野について学んでいます。 本作では脚本、監督、歌として参加。

◆八染まどか
2000年栃木生まれ。 2019年筑波技術大学情報システム学科に入学。 主にマーケティングやアクセシビリティについて勉強。 今作には、脚本、監督、作詞、歌、主演として参加。

監督コメント

弱視の世界を少しでも多くの人に知ってもらいたい。そのために、監督の一人の八染をモデルとし、弱視の私たち自身が脚本と監督を担当して制作しました。後半には弱視という障害をくれた親への感謝の気持ちを八染が作詞、歌唱した曲が流れます。
多くの人のご協力でこの作品は完成しました。多くの人に見ていただき、弱視の一つの見え方、そして日々を楽しむことを忘れない彼女の姿から、何かを感じてもらえたらと思います。

キャスト

八染まどか 他

スタッフ

監督・脚本藤川玲央,宮原慧人,八染まどか,山崎匠
プロデューサー鶴見昌代,藤重道治,岡村良憲
助監督北島彩加
監督補笹木雅彦
クリエイティヴ・ディレクター藤重道治
撮影監督岡村良憲
照明高倉 進
録音・整音・音響効果堂坂武史
編集小暮好成
本編集格内俊輔
ドローン佐藤義之
特殊効果奥田 悟
ジャイアントフラワー制作MEGU,石山典子,吉田雄一郎
カラリスト田中 基
DIT永尾真也,小野木勇生,山本維信 他

上映履歴・受賞履歴

第二回彩の国市民映画祭グランプリ(埼玉県知事表彰)受賞
中之島映画祭優秀賞
NICE映画祭3NICE特別賞
第一回ひたち映画祭入選
那須ショートフィルムフェスティバル入選
2025年2月より,YouTube公開