製作データ 2021年/日本/34.00min
監督 東海林毅(SHOJI Tsuyoshi)
出演 イシヅカユウ
広畑りか
猪狩ともか
黒住尚生
田村泰二郎
原日出子
スタッフ 監督:東海林毅
助監督:小池匠
脚本:東海林毅
原案:文月悠光「片袖の魚」(『わたしたちの猫』ナナロク社刊)
プロデューサー:東海林毅
撮影:神田創
録音:佐々井宏太
作曲:尾嶋優
編集:東海林毅
CG:東海林毅
照明:丸山和志
美術:羽賀香織
衣装:鎌田歩
近年、LGBTQ+などの単語が急速に一般化する一方、ネット上でも実社会でも偏見や差別が根強く残っています。
今回はそのような傾向に抗し、かつ国を越えてより広く当事者の声と気持ちに触れる機会を作るべく、日本、台湾、フィリピンで撮られた「トランスジェンダー自身が演じる・主人公となる」作品を特集上映します。観て、感じて考えて、対話をしましょう。

あらすじ

トランスジェンダー女性の新谷ひかり(イシヅカユウ)は、ときに周囲の人々とのあいだに言いようのない壁を感じながらも、友人で同じくトランス女性の千秋(広畑りか)をはじめ上司である中山(原日出子)や同僚の辻(猪狩ともか)ら理解者に恵まれ、会社員として働きながら東京で一人暮らしをしている。

ある日、出張で故郷の街へと出向くことが決まる。
ふとよぎる過去の記憶。

ひかりは、高校時代に同級生だった久田敬(黒住尚生)に、いまの自分の姿を見てほしいと考え、勇気をふり絞って連絡をするのだが――

※本作は各地で劇場公開中ですが、世界的に激しさを増すトランスフォビアに抗することを目的とした、今回の「アジア・トランスジェンダー映画特集」に連帯し、特別上映するものです。

監督コメント

「トランスジェンダー役はトランスジェンダー当事者の俳優に」の考えのもと、日本で初めてトランス当事者の俳優オーディションを一般公募で行った作品です。このささやかな物語が次の一歩につながれば良いなと思っています。

上映履歴

2021
7月10日より新宿K’s cinemaにて公開
Honolulu Rainbow Film Festival #32 (APQFFA Official Selection)
OutSouth Queer Film Festival #26 (Official Selection)

監督プロフィール

武蔵野美術大学 映像学科在籍中より映像作家活動を開始する。

1995年、東京国際レズビアン&ゲイ映画祭で審査員特別賞を受賞。同学を自主退学と同時にフリーランスとなり2004年よりオリジナルビデオで商業作品の監督・演出を務める。

「劇場版 喧嘩番長」シリーズ(2008 – 2011)などの商業作品を監督する一方で、VFXアーティストとしても幅広く活動し、NHKの科学史番組「フランケンシュタインの誘惑」では放送開始時から演出やVFXを務めている。

近年、表現の幅を広げるために自主映画にも力を入れ「老ナルキソス」(2017)は第27回 レインボー・リール東京でグランプリを受賞したほか国内外の映画祭で10冠を達成。2019年には自主映画作品のみを集めた初の監督特集が池袋シネマ・ロサで行われた。