妙子まで八メートル

Eight meters to Taeko

山本聖

Satoshi Yamamoto

上映時間 : 19.50min

【作品受賞暦】
・1作目の短編映画『お袋さん』が夕張国際学生映画祭2008最終選考ノミネート、第3回東広島映画祭優秀賞を受賞。
・2作目の『妙子まで八メートル』が小坂本町一丁目映画祭vol.8入選。
・3作目の『野望の激流』が第4回TOHOシネマズ学生映画祭 ROBOT賞、西日本観客賞を受賞。
JPPA AWARDS 2010 学生エディティング部門 審査員奨励賞。

舞台は森に囲まれた静かな湖。
ある夜、母は家族に何も告げぬまま湖に身を投げて自殺してしまう。
残された父と娘はそれぞれの胸に秘めた悲しみを隠しながら、懸命に互いの関係を保とうと苦悩する。
ある時、父は母が遺した一冊の日記帳を娘が隠していることを知る。
そして、父は母の死の理由を知るために、その日記を読んでしまう。
そこには母の切実な思いや苦しみ、葛藤が書き綴ってあった。
日記を読んだことをきっかけに父と娘、そして二人と母の関係が変わってゆく・・・。

監督のコメント

映画の舞台となる湖や家など、日本の自然風景の美しさを撮影する事にこだわりました。
湖には桟橋を設置し、シーン毎のライティングや天気、絵の構図など登場人物の心情を表現するための雰囲気作りに力を注ぎました。
ロープウェイのゴンドラで霧が立ち込めているシーンでは、映画冒頭の母・妙子の状況を表現し、母の存在を暗示しています。
親子の気持ちの微妙な揺れを映像でどのようにうまく表現できるか、それが今回この映画をつくる上での一番の課題でした。

監督の経歴

1982年兵庫県生まれ。宝塚大学映像造形学科卒。
1作目の短編映画『お袋さん』が夕張国際学生映画祭2008最終選考ノミネート、第3回東広島映画祭優秀賞を受賞。
2作目の『妙子まで八メートル』が小坂本町一丁目映画祭vol.8入選。
3作目の『野望の激流』が第4回TOHOシネマズ学生映画祭 ROBOT賞、西日本観客賞を受賞。
JPPA AWARDS 2010 学生エディティング部門 審査員奨励賞。

スタッフ一覧

監督・編集   山本聖
脚本     山本昌幸
助監督   福田光夫

>撮影     島田大嗣
撮影助手  崎谷邦義
照明     大橋勇気
照明助手  細井梓
録音     阿部竜馬
録音助手  野間光
美術     山本悠介
美術助手  阿部竜馬
衣装     平川夕華
音楽     LEMS(ZDW!?)
メイク     深川亜美  長岡紗希

山本監督の作品一覧

  作品名 監督名 上映時間 制作年 字幕
  妙子まで八メートル 山本聖 19.50min    
野望の激流 山本聖 14.07min