胡蝶の夢〜閉ざされた部屋

Phalaenopsis Dreams〜Shut Room〜

竹中 透

Toru Takenakaa

制作映画チーム『不思議箱屋』ブログ

上映時間 : 19.42min

そこは馴染みのない小さな居酒屋だった。頭上のライトが燦燦と照りつける中で目覚める五人の男女。出口のドアはガッチリ施錠され誰一人として出ることは出来ない。

全員がここに来た記憶がまったくなく、お互いの素性も知らない始末。あれこれ憶測が飛び交う店内に突然照明が消え真っ暗闇になる。そして頭上のスピーカーから語られる驚愕の真実が彼らを窮地へと追い込むのであった・・・。

監督のコメント

この作品は自分にとって非常に転機となった作品であります。役者の年齢層の幅はもちろんのこと6人中新メンバーが5人という構成、ロケ地が居酒屋というワンシチュエーション舞台。
テーマが「生と死」という重たいものetc・・・。

一番苦労した点は脚本の大幅な変更、役者の降板、そして出演者が思った以上に揃わず、当初製作期間2ヶ月だった予定が最終的には半年に延びたことを除きますと、毎回場所が場所だけあって照明(電球)を全て撮影前に取り替える作業が意外と手間がかかり苦労致しました。

ちなみに本作品はこの映画祭用に30分から20分に編集を直しました。ですが個人的にもこちらの方がテンポが良く、大変見やすくなっていますので監督生命胸を張っての最高の自信作という形でございます!

監督の経歴

1986年北海道岩見沢市生まれ。中学生時代より自作自演の短編映画を約30本近く量産。地元農業高校卒業後、札幌ビジュアルアーツ専門学校で映画製作を学び、そこで気の合う友人YU-KIに運命的出会いをし、すぐさま自主制作映画チーム‘SUVIVE=NO RULE’を結成。

2009年よりそこから派生した岩見沢を活動拠点とする新しいチーム‘不思議箱屋’を立ち上げ、リーダー兼監督に属し、比較的規模の大きい3本の短編映画を製作。そして2010年5月、23年間住んでいた地元をついに離れ、札幌に活動拠点を移し現在、主に休日を利用しながら映画製作の日々を勤しむ毎日を送っている。

スタッフ一覧

監督・撮影・編集・音響   竹中透
製作・演出・照明       佐藤俊之
脚本   Pudding
録音   酒井俊介、YU-KI

 


竹中 監督の作品一覧

  作品名 監督名 上映時間 制作年 字幕
  マイノート 選択 竹中 透 20min 2011  
  胡蝶の夢〜閉ざされた部屋〜 竹中 透 19.42min