のこされたもの

The lost peoples

北尾 和弥

Kazuya Kitao

上映時間 : 36min

制作年 : 2011

幼い頃に父親が家を出て以来、父親と15年間会っていない20歳の娘。
ずっと二人で暮らしてきた母親が死に、娘は父がそれを知りながら葬式に来なかったという事を知り、納得がいかず父の家を訪ねる。 娘が父を責め、父は過去を振り返る。 次第に母親(元妻)の死という共通の痛みをさらけ出し、自らとお互いの痛みに気付くことで、二人の距離は縮まり、新しい関係を見つけ出していく。

  

監督のコメント

関係とはなにか?それは何かを交換し合う事。
対人関係というだけでも、人はどんどん下手になっていくように見える。 多くの人がストレスや恐怖を感じ、
それを嘘や思い込みで封じ込め、自らの生活の閉塞感へとつながって行く。
この映画は『父と娘』というどこにでもある関係を題材に、
人が交わす事のできる関係を改めて見つめ、見つけ出すための試みです。

監督の経歴

1981年三重県出身
2002年ごろから自主映画を製作

スタッフ一覧

監督     北尾 和弥
撮影     吹田 祐一
録音     梅沢 嘉朗
出演     大塚 英淳   伊澤 恵美子
         大平 志保

 

北尾監督の作品一覧

  作品名 監督名 上映時間 制作年 字幕
  のこされたもの 北尾 和弥 36min 2011