夕暮れ
I’m home
戸田 彬弘
TODA AKIHIRO
上映時間 : 119min
制作年 : 2010
【作品受賞暦】
・第八回IMF入賞作「失われた時を求めて」(2004年/90分)
・第七回JCF映画祭ノミネート作「歩行する季節」(2005年/152分)
・第九回IMFルーザースラウンド選出作「ヒメオト」(2006年/39分)
東京で働いていた勝雄(宇井晴雄)は、祖母の三回忌のため民宿を営んでいる奈良の実家に戻って来る。
普段ならすぐに東京に戻る長男がしばらく滞在すると聞き、家族はいつもと何かが違うと勘繰っている。
そんな折り、祖父(南勝)が貧血で倒れたというリサ(土田愛恵)を伴って帰宅し、
体調が回復するまで彼女を居候させると告げる。
監督のコメント
生と死、伝統を引き継ぐという事を正面から問うた作品。
人は死と向き合い、生を知り、生と向き合い、死を受け入れる。
「生きる」という事は何なのか…。
人物ではなく、人と人の関係の輪郭を見つめれる作品を意識して演出しました。
見つめてください。
監督の経歴
【映画監督・脚本家・俳優・撮影・録音・編集・舞台演出家】 1983年8月16日生まれ 奈良県出身
映画制作団体チーズfilm代表。
近畿大学演劇芸能専攻(現、舞台芸術専攻)卒業。
監督代表作品として、平城遷都1300年記念事業協会と財団法人放送文化基金の助成作品「夕暮れ」(2010年/119分/第9回中之島映画祭グランプリ、第2回ラブストーリー映画祭クロージング作品正式招待など)や、奈良県後援映画「花の袋」(2008年/148分/ニューヨーク東京フィルムフェスティバルノミネート、第一回ラブストーリー映画祭クロージング作品正式招待など)がある。両作品とも、東京、大阪、奈良にて劇場公開され異例の観客動員と評判から追加公開された。
舞台俳優としては「見よ、飛行機の高く飛べるを」(作:永井愛 演出:松本修)等。?
2009年公開大江崇允監督作品「美しい術」にて映画初主演。
またカンヌ国際映画祭コンペティション部門正式招待作品である河瀬直美監督最新作『朱花の月』メイキング監督、なら国際映画祭2010のPV監督、World of SPY「恋都」MV監督などを担当。
映画プロデューサーとしては、第7回CO2(シネアストオーガニゼーション大阪エキシビジョン)にて、最高賞である大阪市長賞と主演男優賞をW受賞した「適切な距離」(監督:大江崇允)がある。
作風は、俳優主義に徹しており、撮影前に数ヶ月に及ぶ稽古や合宿稽古などを実施。大橋也寸氏から学んだルコックシステムと、メソード法を参考に、等身大の演技を引き出す新たな演技法を実施。
また、現実がフィクションを超えるほど混沌とした現在、フィクションである映画は現実にどう対抗していくのかを考えながら映画を制作している。
信念の「映画は観客のものである。」を胸に、万人が共感するものをテーマにし掘り下げていくことを意識している。
スタッフ一覧
【スタッフ】 監督・脚本・編集 戸田彬弘 プロデューサー 大江崇允 音楽 福廣秀一朗 撮影 桜井伸嘉 照明 三浦大輔 録音 東岳志 美術 西村立志 衣装 工藤奈穂美 中野祐麻 メイク 吉澤雅子 西村ありさ 道具 北口弘英 助監督 角田行平 |
【キャスト】 宇井晴雄 土田愛恵 札内幸太 阪本智子 辰寿広美 堀川重人 内村遥 松本麻希 南勝 他 |
戸田監督の作品一覧
作品名 | 監督名 | 上映時間 | 制作年 | 字幕 | |
夕暮れ | 戸田 彬弘 | 119min | 2010 |