炎夏 enka -夜藝の湖畔-

enka

林 春野

Hayashi Haruno

上映時間 : 33min

制作年 : 2012

▼予告編

【作品受賞暦】
「ソロデビュー」(脚本・監督) 第4回TOHO学生映画祭 入賞
第6回TSSショートムービーフェスティバル グランプリ受賞
「お心こう」(監督) 第5回TOHO学生映画祭 入賞
「がんばりますかっ!」ShortShortFilmFestival & ASIA 2009 旅シヨーット!部門 入賞

主人公の悠太(20)は、三ヶ日町各地区で伝わる、2キロ近くの火薬を詰めた筒を脇に抱え打ち上げる手筒花火を今年初めて揚げることになっていた。病気で倒れ、手が不自由になった父の代わりに。 そこで地区での手筒花火を復活させた洋介、父、母、手筒に魅了され町に滞在するはるか、人や町、伝統に不器用にぶつかり、迷いながら手筒花火や回りの人たちに向き合おうとする。 手筒花火。 それは、人が抱えなければ花火にすらなれない、不器用でもあたたく笑顔を照らす花火。

  

監督のコメント

今回この「炎夏enka -夜藝(やぎ)の湖畔-」が完成を迎え、エンドロールを見ていると本当にたくさんの方の名前が連なります。 役者も主人公とヒロイン以外は地元の方に出演していただき、台詞ひとつひとつにも一緒に頭を悩ませ、仕事終わりにかけつけ、エンドロールに載ってない方々も「がんばって」や「ありがとう」と言ってくださりました。
協力ではなく、共同で一緒に創り上げてきたと実感いたします。
本当にこのまちと人々には多くのものを与えていただきました。
作品は観る人の評価が、その作品の評価であることはもちろんですが、この作品を愛してくれた人がたくさんいることは大きな事実です。
そこは胸をはって言えるのと同時にそうでなければ完成することは不可能であると、まちの方々、スタッフの方々には感謝しきりです。
個人的な気持ちばかりお伝えしてすみません。
少しでもまちや人のにおいが伝わり、その中で共感し、楽しんでいただければ幸いです。

監督の経歴

1986年2月22日(26歳) 京都府出身 日本大学藝術学部演劇学科で舞台美術を専攻。
卒業制作「夏の夜の夢」では舞台美術デザインを担当し、芸術学部長賞を受賞する。
その後、映像美術を学びたくバンタン映画映像学院(現:バンタンデザイン研究所)に入学するが、そこで自身の負けず嫌いさがきっかけで脚本・監督として短編映画「ソロデビュー」を撮る。
そこからいくつか短編作品に携わり、2009年、地域活性化プロジェクトで静岡県三ヶ日町に訪れ「がんばりますかっ!」を撮ったことが三ヶ日町との出会い。

スタッフ一覧

脚本  林 春野  中村 健二
撮影  村上 明宏
録音  小清水 建治
プロデューサー  中根 彩
監督  林 はるの
音楽  浦本 和宏
主題歌  「茜」我那覇 美奈(FLME)
作詞  我那覇 美奈
作曲・編曲  小林 俊太郎
協力  ステキみっかび発信プロジェクト 岡本祭連 三ヶ日町のみなさま 製作   浜松市北区 三ヶ日町観光協会

林監督の作品一覧

  作品名 監督名 上映時間 制作年 字幕
炎夏 enka -夜藝の湖畔- 林 春野 33min 2012