ラサでのチベッ ト人による民衆蜂起の報道を見てから、チベット問題に強い関心を持つようになった。
チベットの人たちは何を思い、何を求めているのか、いるも地 獄、亡命するも困難なチベットのチベット人。彼らはどのような状況に置かれているのか?
私は、ただ真実を知りたい一心でカメラを片手にチベットに向かった。そこで見たものは・・・・・。
チベットでは、自らの危険を冒しても、国際社会の多くの人々にチベットの現状を伝えたいというチベット人たちが語ってくれた。
チベットでの人々の声、ダラムサラの亡命チベット人の声、600人以上の亡命チベット人が集まった第一回総会の様子や、ダラ イ・ラマ14世の講話などが収録されています。
監督のコメント
2008年3月のチベットでの民衆蜂起はチベット問題を世に知らしめた。
チベット人僧侶、パルデン・ギャッツオさんは映画「雪の下の炎」の中で、中国には人権など存在しない、と語った。
・・・チベットで出会った一人の女性は、ひとこと言った。「私たちは幸せではありません」。静かに語る彼女の短い言葉は私の心に響いた。
この旅をとおしてチベット人たちが置かれている現状を少し理解することができた。
この問題は自分自身の問題と同じように身近に感じる。大切にしているものが失われ、奪われていくことはつらく心が痛い。
私ひとりの力で一体何ができるだろうか。あきらめずに事実を伝えていくことだろう。
監督の経歴
東京在住。映像制作を独学で学ぶ。インド哲学講師、心理カウンセラー。本作品が初監督作品。
スタッフ一覧
監督・脚本・撮影・録音・編集・ナレーション・製作: N.ラーマ |
エヌ.ラーマ監督の作品一覧
作品名 | 監督名 | 上映時間 | 制作年 | 字幕 | |
チベットの風〜Wind from Tibet | エヌ.ラーマ | 85min | 2010 |