復仇

NEMESIS

小林遥平

Yohei Kobayashi

上映時間 : 33.30min

制作年 : 2011

弱小の組を構えるヤクザ加山は、仕事上のミスから黒社会のボス柳生川により三日以内の期限付きで
現金二千万円の支払いを要求される。その間、加山の子分山田が人質として取られることに。
かつて兄弟分であった笹山に救いを求めた加山。
笹山は川崎にアジトを構える台湾の麻薬密売人フェイの手から密輸したてのコカインを強奪する計画を立案。
軍歴のあるフェイとの激しい銃撃戦を交えた末、加山は懐に鉛玉を見舞われる。
息絶える間際、加山は笹山にある託けをする。
フェイを倒し、コカインを詰めたケースを手に事務所へ辿り着いた笹山と加山の子分達を拍手で迎え入れる柳生川。
強奪した2キロのコカインは柳生川の息がかかった「ブツ」であることを知らされる。
柳生川は人質の山田を解放と同時に射殺。
瞬時に笹山はケースに潜めていた拳銃で柳生川を仕留め加山の託けどおりに仇を討ったが、
それを機に柳生川の組員達との銃撃戦が勃発。
地獄絵図の中全員が死に絶える。
別室に身を潜めていた柳生川の用心棒熊谷はケースを手に、その場を後にするのだった―。

    

監督のコメント

フィルムノワーとは、虚無的・悲観的・退廃的な指向性を持つ犯罪映画を指した総称である。
1940年〜1970年にかけて主にアメリカ、フランスで盛んに製作された犯罪映画を指す。
特に最近の日映画、劇場公開作から自主制作にかけてもアクション物はあまりジャンルとして見受けられない。
その中でも更にフィルムノワールといえば多少大げさに言えば現状は皆無である 年間300本の映画を観るシネフィルのプライドともいうべきか、「自分が観たい映画を撮る」を信念にフィルムノワール映画として「復仇」の制作、監督を務めるにいたりました。

監督の経歴

小林 遥平
1987年2月24日生まれ  満25歳
幼少時代より、B級アクション、ホラー、SF、コメディなどの洋画に親しみ、現在に到るまで年300本以上の映画を鑑賞し続けている。
中学高校時代は主にヨーロッパ、アジア映画に傾倒。
高校卒業後、上京し新聞配達をする傍ら映像系専門学校へ通い映画研究、製作に没頭し本場ハリウッドのユニバーサルスタジオにて初監督作となる西部劇「WEST KUNGFU GUNMAN」を製作する。
卒業後、TBSテレビ「恋するハニカミ!」「イロモネア」等バラエティ番組のADを経て、自主映画制作始める。

スタッフ一覧

製作・監督・脚本・編集   小林 遥平(元TBSバラエティ制作部AD)
チーフ助監督         前田 陽一(早稲田大学シネマプロダクション所属)
セカンド助監督        星伸之(早稲田大学シネマプロダクション所属)
サード助監督         目代将人(早稲田大学シネマプロダクション所属)
進行              安藤直
撮影              立風 真(映画「蛇にピアス」制作進行担当)

 

小林監督の作品一覧

  作品名 監督名 上映時間 制作年 字幕
  復仇 小林遥平 33.30min 2011  
  YAKUZA 小林遥平 17.00min 2012