ある日、彼女が電車に飛び込み自殺した。
僕は、何も出来なかった。
「彼女が自殺したのは僕のせいだ。全て、僕のせいなんだ」
男は、あの時逃げだした自分に深く後悔した。
あの時逃げていなければ、何かが変わったのかもしれない。
一歩でも前に踏み出していれば、何かが変わったのかもしれない。
深い後悔が、男を底なしの闇へと突き落とす。
そして、男はもがき苦しむ。
時として、怖くても前へ出なければいけない時がある。
その先に何があるのか、前が見えなくても前進しなければいけない時がある。
男は、深い闇の中から、先の見えない前へ一歩踏み出せるのか・・・。
監督のコメント
この作品は、身近に起きた体験をベースに描いています。
踏み出せなかった一歩、踏み出せた一歩。
その先に何があるのかを考えるのではなく、自分が正しいと思う道へ踏み出す。
自分の過去の後悔を背負い、この映画を作りました。
そして、現在の日本映画を打ち砕くべく、色んな事に挑戦した映画です。
監督の経歴
畑井雄介
1980年12月16日生まれ/東京生まれ
高校卒業後、「東京ビジュアルアーツ専門学校」に入学。映画について学ぶ。
専門学校卒業後、プロの撮影現場に「メイキング」として参加。
「メイキング」「編集」を主な仕事とし、5年ほど様々な作品に参加。
その後、「助監督」に仕事を移し、4年ほど現場を経験している。
本作品が初の自主映画作品。
スタッフ一覧
撮影監督 八重樫 肇春 |
挿入曲 Sunzluck 『No Music No Life』 |
畑井監督の作品一覧
作品名 | 監督名 | 上映時間 | 制作年 | 字幕 | |
FROM THE DARKNESS | 畑井雄介 | 23.40min | 2011 |