主人公の瀬良五郎の妻、瀬良圭子が他界する。
頼りない姿の五郎を見、距離を置くようになる娘の実。
高校卒業を機に1人暮らしを始める。
7年後、五郎は失業していることを隠しながら、喫茶店の店長の秋津千恵と付き合っている。
実も尾崎亮と付き合っているが、突然呼び出され妻子がいることを打ち明けられる。
亮との関係を忘れられない実は美味しいといってくれたロールキャベツを持っていくが亮は受け取らない。
一方、五郎も千恵とのデート中にアルバイト先の社員と出会ってしまう。v
千恵に失業していることがばれ、社員と喧嘩になる五郎。
自暴自棄になった五郎は千恵にも汚い言葉を怒鳴ってしまう。
圭子の命日。墓の前で再開する五郎と実。
実のロールキャベツを食べて涙を流す五郎。
それは圭子が生前作っていた、白菜で作ったロールハクサイだった。
お互いの失恋話をし、二人並んで歩く五郎と実。
おしまい
監督のコメント
大阪の多彩なロケーションと自然な関西弁を描きました。
家族の普遍的な関係を感じていただけたら幸いです。
監督の経歴
大阪生まれ。2004年大阪芸術大学映像学科入学。
8mmフィルムで短編映画を初監督。
長編映画「椿」を卒業制作として監督。
卒業後も自主制作映画を制作している。
2011年、2012年連続でNHKミニミニ映像大賞ファイナリストに選ばれる。
スタッフ一覧
脚本:鈴木雄大 |
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中川信雄監督の作品一覧
作品名 | 監督名 | 上映時間 | 制作年 | 字幕 | |
ロールキャベーヂの嘘 | 中川信雄 | 30min | - |