初老の医師神谷は死に別れた妻の連れ子、洸一を男手一つで育てている。 修理工場で働く洸一は昔から自分と似ていない優秀な父と比べられ コンプレックスの塊であった。 次第にその苛立ちは憎しみに変わって行く。 そんな時、恋人のはるかにも洸一唯一の自慢であるバイクも 父に負けるのでは?と馬鹿にされてしまう。 洸一はたった一つのプライドを賭け父に挑戦する。 そして父神谷は息子の無茶な挑戦を受け20年間眠っていたBMW―Rで 約束の場所へ向かう。
監督のコメント
現代の希薄になりつつある親子関係、人間関係に一石を投じるつもりで制作。 若者には人からどう思われようとここでやめたら前に進めない意地がある。 またそれを理解する大人も存在する。 この映画は直接的でもあり間接的でもある親子の人間ドラマである。 全ての年代の心に届く作品を目指しました。
監督の経歴
西田衆士
出身地 香川県観音寺市
1984年 香川県立観音寺商業高校 商業デザイン科卒業
1988年 九州産業大学 芸術学部写真学科卒業
※写真と映像を学ぶ
1988年 (株)麻布スタジオ入社
1989年 同社退社
ファッションカメラマン 斉藤正氏に師事
フリーランスフォトグラファーとして独立
広告 CDジャケット 音楽雑誌等で活動
1994年 NYとパリにてプレゼン開始
1999年 日希友好百年祭の文化庁使節団の一員として1ヶ月間ギリシャで撮影
2000年 故郷 香川県観音寺市で個展「夢の途中」
2002年 15年振りに映画製作を再開
長編映画「Long Distance」を原案・撮影
短編映画「OLD RIDER」を監督・脚本・撮影
2005年 原案・撮影監督した映画「Long Distance」がベルリンアジア映画祭正式招待作品に
なりベルリンでプレミア上映される。
2006年 同じく映画「Long Distance」が米国フロリダパームビーチ国際映画祭で
アジア枠唯一の作品としてプレミア上映される。
2012年 粗編を終えたまま10年間眠っていた映画「OLD RIDER」を再編集し
第4回日本芸術センター映像グランプリにて脚本賞受賞
2013年 フリーランスカメラマンとして独立して24年目を迎える
水墨画家だった祖父の影響で絵画に興味を持ち商業デザイン科に入学。
2年(16)の時に写真実習で初めて触った一眼レフとプリント作業の楽しさに魅了され
漠然と持っていたデザイナーの夢から写真家の道へ方向転換する。
以来30年間写真と関わっている。
スタッフ一覧
監督・脚本・撮影・編集 西田衆士 |
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西田衆士監督の作品一覧
作品名 | 監督名 | 上映時間 | 制作年 | 字幕 | |
OLD RIDER | 西田衆士 | 36.37min | 2012 |