ミズキは若いアーティストの卵達が代々肩を寄せ合い暮らして来たシェアハウスの“赤い子馬荘”に絵を描きながら暮らしていた。
ある日、いつもと変わらない朝を迎えた赤い子馬荘へ凶報が舞い込む。
赤い子馬荘が1年後には取り壊しになるというのだ…赤い子馬荘の住民達はそれぞれ次の居場所を求め…
監督のコメント
19歳20歳と歳を重ねる中でのこと…私は自分の内側で何かが大きく変化するのを感じた。
今思い返せば感受性豊思春期の感性を失い、その代わりに確かに安定した精神を手に入れたのだと解釈できる。
ただその時私は「生き延びてしまったのだ」と、そして「もう生きられるのだから生きるしかないのだ」と悟り、自らの青春に無理矢理終止符を打たれてしまったような虚しさに苛まれたのだった。この物語はそんな私の体験から生まれた。
この映画が国内に限らず上映されることを望んでいます。
監督の経歴
2009年製作のセルフドキュメンタリー『わけられて』が香川レインボー映画祭。
シューレ大学国際映画祭にて公募入選。
2010年製作のアニメーション作品『海の中の哲学』がNHKデジスタティーンズにて全国放映。
同じく2010年製作の劇映画『僕らの未来』が第33回ぴあフィルムフェスティバル PFFアワード2011にて審査員特別賞受賞。
その他、第30回バンクーバー国際映画祭、ロンドンレズ&ゲイ映画祭、山形国際ドキュメンタリー映画祭、高崎映画祭、関西クィア映画祭等多数の映画祭や上映会で上映される。
2013年製作『青し時雨』はあきた十文字映画祭にてプレミア上映を行った。
スタッフ一覧
撮影 加藤拓人 |
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飯塚花笑監督の作品一覧
作品名 | 監督名 | 上映時間 | 制作年 | 字幕 | |
青し時雨 | 飯塚花笑 | 91.58min | 2013 | ○ |