過去に殺人を犯したが警察に捕らわれることを逃れた者達。
しかし彼らは組織に捕らえられ、殺し屋として生きることになる。
健二は東大生でありながら会社の一員として、日々、殺し屋としての仕事をこなしていた。
ある男を殺す仕事で、その男を追いかけている途中、その愛人のマンションで男の死体を発見する。殺したのは愛人の真紀。
真紀は健二も殺そうとするが、危機一髪のところで駆けつけた仲間に助けられる。
健二と真紀との出会い。
それをきっかけとするようにストーリーは大きく展開していく。
真紀は会社の施設に監禁され、殺し屋として生きる決心をする。
監督のコメント
この映画は殺人を犯したが、警察に捕まらず、刑務所にも入らなくてすむことを引き替えに、殺し屋として生きてゆく事を選んだ。そういう人たちの話です。
『幸せになりたい』という誰もが持っている気持ち。
当たり前すぎてあまり考えないのではないかと思います。
しかし罪もない人々を殺すという鬼畜のような人間の『幸せになりたい』という気持ちを描く事で、その気持ちについて考えたり、感じたりするきっかけになるのではないでしょうか?
監督の経歴
1960年9月13日生まれ 広島県出身 高校卒業後から本格的に、フォトグラファーになるための修行をはじ
める。
カメラマンアシスタントを経て、フォトグラファーとして主に雑誌で仕事をはじめる。
1985年頃より
集英社「週間プレイボーイ」のスタッフカメラマンとなる。
フォトグラファー業をしながら作品を作る。
1991年にTBSでアマチュア映画のコンテスト番組「えび天」が始まる。
このコンテストに出品するために、
精力的に短編映画を作り始め、それが「ダイヤモンドの月」につながる事になる。
○主な作品
「ゾンビ・スープ」(3分30秒)
1991 TBS「えび天」銅監督
「メタルブルー」(3分)
1993 第二回 BJ CINEMAだいすき!映像大賞 準グランプリ
「ダイヤモンドの月」(20分)
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭 1992 オフシアター部門 グランプリ
1992 第一回 BJ CINEMAだいすき!映像大賞 グランプリ
ひろしま映像展 1995 グランプリ
「小鳥たちのいない花園」(20分)
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭 1993 オフシアター部門正式出品
「シークレットワルツ」(105分)
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭 1996 ヤング・ファンタスティック・グランプリ部門
南俊子賞受賞
シドニー国際映画祭1996 正式出品
スタッフ一覧
スタッフキャスト |
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野火 明監督の作品一覧
作品名 | 監督名 | 上映時間 | 制作年 | 字幕 | |
蟻が空を飛ぶ日 | 野火 明 | 120min | 2010 |