誘拐の午後
Kidnap Tale
倉田健次
qurata kenji
上映時間 : 15.05min
制作年 : 2013
【受賞履歴】
映画神社2013第1回渋谷短篇映画祭グランプリ受賞
とある山中。息子を誘拐された母親と刑事達は事態の収束を願い、捜索を続けていた。
山間の道。青年アキヒトが車に戻ると、助手席には誘拐された少年タカヒロが笑顔で座っていた。
二人は心の内を隠しながらとりとめもない話を続けていく。
それは少年同士の瑞々しい対話だった。
二人の過去が明らかになる時、二人の車に刑事が近づいてきて…。
青年は自分の過ちを謝罪し、少年は来世での再会を祈った。
世界は常に「不思議」と「愛」で満たされていた。
監督のコメント
この世に舞い降りる奇跡とは、幸福な事柄ばかりでもなく、同時に残酷なものばかりでもありません。
人間がどうする事もできないからこそ、意図など永遠に分からないからこそ、起きた事象に関わらず、それを「奇跡」と呼ぶのだと想います。
この作品はそんな世界の「奇跡」と、それを待つ人の「愛」の物語だと想います。
監督の経歴
岐阜県高山市出身。
映像作家 / シナリオライター / プランナーとして活動中。
中篇作品『緋音町怪絵巻』では山形国際ムービーフェスティバルにて「デジタルガレージ賞」受賞。
同年ロサンゼルスにて開催されたChanoma映画祭正式出品。
2010年京都アニメーション大賞脚本部門にて『風に逆らう魂のはな-歌詠-』奨励賞受賞。
次世代を担う新しい映像作家の発掘/支援、映像文化への貢献の為に全世界から受賞者が選出される「サンダンス・NHK国際映像作家賞2009」にて『彼女のSpeed (英題:Speed Girl)』グランプリ受賞。
2013年、復興支援映画『リトルウィング -3月の子供たち-』劇場公開。
ハリウッド開催での「JAPAN FILM FESTIVAL 2013 LOS ANGELES」特別招待上映や日本各地での公開が展開されている。
現在、新作劇場長編『藍色少年少女- les oiseaux bleu -』を鋭意製作中。
スタッフ一覧
プロデューサー:ミゾモト行彦、結城貴史 |
出演者1:ミゾモト行彦 |