キユミの詩集
サユルの刺繍

KIYUMI’S POETRY AND SAYURU’S EMBROIDERY

杉田 愉

SATORU SUGITA

上映時間 : 30.00min

制作年 : 2014

【受賞履歴】
金鷲賞 第56回シネ・ゴールデン・イーグル・アワード(米国)
金賞(ゴールド・レミ・アワード賞)第44回ヒューストン国際映画祭(米国)
銀賞(タトゥ・デ・プラッタ賞)第38回バイーア国際映画祭(ブラジル)
特別賞 第21回映画祭TAMA CINEMA FORUM(日本)
最優秀撮影賞 第19回サンティアゴ国際短編映画祭(チリ)
金賞(エステラ・ドラダ賞)第13回トレラベーガ国際短編映画祭(スペイン)
最優秀実験映画賞 第6回ハリウッド・リール・インディペンデント映画祭(米国)
グランプリ 第5回プルヴィカーダル国際記録短編映画祭(ボスニア・ヘルツェゴビナ)
審査員特別賞 第2回ジャコヴァ映画祭(コソボ)
白金賞 オレゴン映画賞2012(米国)
銅賞 第60回コロンバス国際映画祭(米国)
外国語映画部門最優秀美術賞 第1回サンセット映画祭(米国)
最優秀短編作品賞 ブリッジフェスト2012(カナダ) 、他
第85回キネマ旬報ベストテン(日本)第28位 / 文化映画

キユミにとって詩を書く事は「枯れた枝に落ち葉を付けるようなもの」らしい。「決して水はやらずに、花が咲くのも期待せず、本来あった場所にそっと戻してあげる」ようにそっと言葉を置くのだそうだ。 キユミがひとつ詩を書くたびに友人のサユルは虹色の詩集ノートを包むカバーに葉の刺繍を施している。

    

監督のコメント

初秋から晩秋へと移りゆく風景のなかで思春期特有の繊細且つ複雑な心のありようと圧倒的な才能の残酷さを描いた物語。

監督の経歴

1974年10月29日新潟県柏崎市生まれ。
中央大学文学部哲学科卒。
2003年、第3回伊参スタジオ映画祭シナリオ大賞にて『貝ノ耳』が大賞を受賞。
同年、第9回函館港イルミナシオン映画祭シナリオ大賞にて『空の私と私の空』が準グランプリを受賞。
初監督作品 『貝ノ耳』(2004) は、審査委員長のアンジェイ・ズラウスキー監督から最優秀剣士賞を授与されたポーランドでの海外初上映を皮切りに16ヶ国50の国際映画祭で公式上映されグランプリを含む10冠を達成。第2作目となった『キユミの肘 サユルの膝』(2006)はルイ・ヴィトン・ハワイ国際映画祭にて世界初上映され、リスボン国際インディペンデント映画祭では日本人初のポルトガル国営放送賞(RTPオンダ・クルタ賞)を受賞し、アジア最大の映画祭である上海国際映画祭から正式招待を受ける。
続く『花に無理をさせる』(2009) がモナコ国際映画祭で出演者の丸山桃子が最優秀助演女優賞を受賞。
第85回キネマ旬報ベストテン文化映画部門に選出された『キユミの詩集 サユルの刺繍』(2010) はモントリオール・ヌーヴォ国際映画祭やウエスカ国際映画祭などアカデミー賞(映画芸術科学アカデミー)公認映画祭で招待上映され、トレラベーガ国際短編映画祭エステラ・ドラダ金賞、バイーア国際映画祭タトゥ・デ・プラッタ銀??賞を受賞するなど28か国で15冠に輝く。
最新作は『キユミの森 サユルの澱』(2013)。これまでに「新潟産業大学」客員講師、「国際映像メディア専門学校」映画プロデュース科講師、「長岡アジア映画祭」審査員を務めた

スタッフ一覧

エグゼクティブ・プロデューサー:杉田 至
プロデューサー:杉田 愉
美術:甲斐真弓
撮影:サーシャ・ソクーロフ
録音:リーリア・ソクーロフ
衣裳:杉田和美
監督/脚本/編集:杉田 愉

出演者1:丸山桃子 (キユミ役)
出演者2:品田涼花 (サユル役)

杉田 愉監督の作品一覧

受賞 作品名 監督名 上映時間 制作年 字幕 予告編 備考
  キユミの詩集 サユルの刺繍 杉田 愉 30min 2010