大晦日。志保と夫の淳平は、お歳暮の立派なブリをもらうが、捌くことができず途方にくれる。
二人は友人、知人に電話をかけるが、もらってくれる人が見つからない。
おまけに、知人に電話をかけた際、志保は子供がいないことについての、嫌みを言われたりするのだった・・・。
ふと、志保は同じ東京に住んでいながら子供の時以来、会ったことのない叔父を思い出す。
志保は、実家(広島)の母に電話して叔父の連絡先を聞き、淳平と一緒にブリを叔父へ持っていく・・・。
監督のコメント
大晦日の東京を舞台とした物語です。
昔から日本で正月に食べられる寒ブリが離れていた人々を引き寄せる様を描いたドラマです。
決して派手な映画ではありませんが、観終わった後に物語の余韻を感じることができる映画になっていると思います。
映画を観たかたが、その暖かい余韻を感じていただければ幸いです。
監督の経歴
広島県出身。
1998年、カリフォルニア州立大学 ロングビーチ校 映画/電子芸術学部を卒業。
その後、米国と日本で劇映画やCM・PV制作の現場で働く。
2005年にRAW FILMを立ち上げる。
スタッフ一覧
原作・脚本:西安健 |
志保:磯野千早 |