陽なたのアオシグレ

Hinata no Aoshigure

石田祐康

Hiroyasu Ishida

上映時間 :18min

制作年 : 2013

スタジオコロリド HP

©studio colorido


絵を描くのが得意で内気な小学四年生の男の子(陽向:ヒナタ)は、クラスで人気者の青い瞳のおしとやかな女の子(時雨:シグレ)のことが大好き。でも、シグレと話すこともできないヒナタは、いつもシグレのことを思い描きながら妄想する日々を送っていた。
そんな中、シグレの気遣いから少しづつ交流を重ねるようになったヒナタは、その喜びを妄想世界の心の住処 <鳥屋敷> で花開かせてゆくのだった。 けれどそんなある日、突然シグレが転校してしまうことに。どうすることもできないヒナタは悲しみに暮れる。
クラスメイトに見送られ去っていくシグレに、「自分の想いを伝えるんだ!」と決心したヒナタは走り出す。

  

  

  

上映後に石田祐康監督のゲストトークを行います

監督のコメント

この作品の主人公ヒナタはシグレに想いを伝えるために走り出します。
そして僕達作り手の想いも一身に背負ってヒナタは走りきりました。
僕達にとって、観客がシグレなのです。自分がアニメーションに馳せる想いや歓びそのままの気持ちを観客に伝えたい。ヒナタに頑張れとケツをひっぱたくように自分達をも奮い立たせながら、皆一丸となって、シグレである観客にこの想いを伝えようと全力で走ったこと、それが『陽なたのアオシグレ』なのだと思います。

監督の経歴

1988年愛知県生まれ。京都精華大学アニメーション学科卒業。高校時代からアニメーションの自主制作をはじめる。2009年自主制作短編アニメーション作品『フミコの告白』がYouTubeで200万回以上(2014年7月現在290万回)の再生を記録し、学生作品とは思えぬ圧倒的クオリティの高さが各方面で話題を呼び、2010年オタワ国際アニメーションフェスティバル学生部門特別賞や東京国際アニメフェア2010学生部門優秀作品賞、YouTube Video Award 2009 アニメーション部門賞、第14 回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞など数々の賞を受賞。また2011年に大学の卒業制作として発表した作品『rain town』 も文化庁メディア芸術祭の新人賞など数多くの賞を受賞。 大学卒業後、『グスコーブドリの伝記』の制作に参加後、スタジオコロリドに所属し、2013年『陽なたのアオシグレ』で劇場デビュー。
2014年フジテレビのアニメ放送枠「ノイタミナ」の10周年記念アニメ-ション『ポレットのイス』を制作。

スタッフ一覧

監督・脚本・作画・美術監督・撮影監督・CG・編集:石田祐康
キャラクターデザイン・作画監督・原案協力:新井陽次郎
原画・動画・作画管理:間崎渓
音響監督・音響プロデュース:岩浪美和
音楽:市川淳
プロデューサー:宇田英男/佐藤謙次
劇中挿入歌:スピッツ「不思議」(ユニバーサルミュージック)

声優:
ボイスキャスト:
伊渡杏樹(ヒナタ)、早見沙織(シグレ)

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作品名 監督名 上映時間 制作年 字幕 予告編 備考
陽なたのアオシグレ 石田祐康 18.00min 2013