吠えても届かない
SAD HOWL
マツムラケンゾー
KENZO MATSUMURA
上映時間 :80min
制作年 : 2013
青年・佑司(冨田佳輔)は、道重(佐藤二朗)が経営する居酒屋で働くアルバイト。
職場でも私生活でも、外部との接触を極力避けて暮らしていた . . .
が、ある日、犬を拾った事をキッカケに、紗季(六車奈々)という女性と出会う。
幼い頃に亡くした自分の母親を思わせる紗季に、母性に飢えながら育った佑司は惹かれていった。
だが、紗季の未来は暗く重い運命に塞がれていて. . . 。
佑司の運命をも狂わせて行き、暴力と恐怖に支配される社会の理不尽、不条理に直面する。
監督のコメント
「吠えても届かない」は、「社会と初めて触れ合いを持ち始めた青年」というフィルターを通して、社会というもの、現代社会を動かしている思想とは何かを描こうとしたものです。
僕の思う社会とは、暴力と武力、その恐怖によって抑圧され、理不尽と不条理がまかり通る歪んだ社会です。
映画の主人公の少年は、いまの子供達の象徴です。
子供達にそんな社会を残していて良いのか?そんな疑問をなげかけたつもりでした。
監督の経歴
今作が映画初監督作品
スタッフ一覧
出演者 |
脚本:マツムラケンゾー |