それでも、お父さん
After all, my dad
高橋朋広
TAKAHASHI TOMOHIRO
上映時間 ：77.18min
制作年 ： 2015
母を亡くした娘と、その父の物語。
母の四十九日の法要の後、高校生の未来の元に一通の手紙が届く。
それは、死んだ母が生前に書いた手紙だった。
母の深い愛情に感動する未来。
しかし、手紙をめくっていくと、未来の出生に関する「ある告白」が綴られていた。
衝撃の事実を知り、未来の世界は一変してしまう。
空気の読めない友達がかける慰めの言葉も、父が母を偲ぶ会話も、全てが憂鬱。
父にも事実を言えず、どうすればいいのかわからない日々が続く。
だがある日、父との会話に出て来た１人の人物の存在に、未来は興味を持つ。
それは、母の元カレだった。未来は悩みながらも、父には内緒で母の元カレである武藤に会いに行く。
それから、未来と武藤は「ある目的」のために行動を共にするようになる。
一方、父は未来の様子に違和感を感じ始め、未来の様子を探り始める―。
監督のコメント
男と女が愛し合い、子供が生まれて家族になる。
年をとり、その子供はまた恋をして次世代の子供を産み、脈々と血は受け継がれていく。
我々のDNAには、「子孫繁栄」のミッションが深く刻まれている。
ならば、家族を愛するのだって、子供を愛するのだって、ミッションを全うさせるためにプログラミングされている、本能に過ぎないのかもしれない。
そうじゃなく、本能を超越した自分のアイデンティティが、家族を愛するのかもしれない。
監督の経歴
２０１０年に大学を卒業後、日本テレビに入社。
バラエティ、ドラマなどのＡＤを経て、現在はバラエティ番組のディレクター。
会社以外で、自主映画製作や脚本執筆を行っている。
スタッフ一覧
出演者 |
助監督：坂本健一、小池歩、田中真知子 |
