モラトリアム・
カットアップ
Moratorium Cut-up
柴野 太朗
TARO SHIBANO
上映時間 :38.2min
制作年 : 2016
いつもの喫茶店に集い、意味の無いような時間を過ごす幼馴染みの四人組。
「アナログ人間」の主人公・フミヤはそんな時間がずっと続いていくのだろうと思っていたが、気付くと周りの友人達はすっかり大人になっていて、一人だけ取り残されてしまっていた。
かつてのピンポンダッシュも、高校時代の片思いも、フミヤの中では遠い過去ではなく、ちょっと前のこと。
変化を望まない青年の奮闘を、虚構と現実とを交錯させた秀逸な編集でコミカルに描く。
予告編
監督のコメント
幼少期にビデオカメラなどの機材に興味を持ち、小学生の頃には簡単な脚本を書いたり、友達をカメラの前に立たせて演出するというような「映像遊び」をしていました。
やがて独学で撮影や編集の技術を習得し、今に至るまで断続的に映像作品の制作を行っています。
『モラトリアム・カットアップ』はそういった自分自身の経歴を盛り込んだり、自分の好きなアナログなアイテムなどを前面に押し出しながらも、独りよがりな作品にならないように視聴者の目線を意識して制作しました。
また、物語の構造や映像表現に実験的な要素を盛り込みながらも、エンターテインメント性のある作品として成立させることを目指しました。
深読みすればするほど謎や疑問も残ると思うのですが、それらも含めて解釈の自由さを残した作品にできたのではないかと思っています。
キャストは主に演劇をやっている人達と演技経験の無い人達とで構成しており、映画出演経験の無い人ばかりです。
私はその人自身の元々持っているキャラクターを引き出していくという演出方法が好きなので、なるべく自然体で自由に演じてもらいました。
監督の経歴
1992年新潟県出身。
幼少期にビデオカメラなどの機材に興味を持ち、中学時代には独学で撮 影や編集の技術を習得。
2009 年、高校在学中に制作した「seven segment colors」が映画甲子 園 2009 にて最優秀作品賞を受賞。
以降、実験的な要素とエンターテインメント性とのバランスを 追求しながら、自主映画の制作をコンスタントに続けている。
スタッフ一覧
出演者 |
脚本:柴野太朗 |