唾と蜜
TSUBA TO MITSU
牧 賢治
MAKI KENJI
上映時間 :80.00min
制作年 : 2017
私立大3回生の吉幸。
毎日は退屈だった。
持て余す時間と物足りない刺激は、覚えたばかりのセックスとパチンコで誤魔化していた。
そんな折り、パチンコ屋でタチの悪そうな男に絡まれる。身の危険を感じたが、男が中学時代の同級生ノブだと気づき事なきを得る。
呑みに行き語らううち、ノブが声を用いてあらゆる音を表現するヒューマンビートボクサーであることを知る。
HIPHOP、ブレイクビーツの魅力に目覚めた吉幸は、ノブの勧めでクラブ通いを始める。
そこで出逢うCLUB ALBAのオーナー兼、
麻薬の売人でもある男チバの不思議な魅力に惹かれる。
ようやく、オンガクという目標を見つけた吉幸だが・・・
監督のコメント
監督・牧賢治自身が10代後半〜20代前半にかけて経験したことにフィクションを織り交ぜた、
HIPHOPストーリー。
HIPHOPアーティストとして活躍する同級生を持ち彼らに憧れと嫉妬を抱いていた。
大学にも行かず音楽にかける姿が眩しかった。
いつしか沢山ピアスを空け金髪になり歪んでいく、焦燥感しかなかった。。。
その頃の想いを一つひとつのシーンに詰め込んでいます。
監督の経歴
1979年兵庫県生まれ。
2014年に初脚本・監督作の短編『japing』にて、
日本芸術センター第7回映像グランプリで若獅子賞受賞。
同作にて、スピルバーグやジョージルーカスらも受賞した
北米で3番目に歴史のある映画祭・
ヒューストン国際映画祭で短編部門ゴー ルド受賞。
アメリカではインディペンデントでも2〜3,000万円をかける中、わずか20万円の制作費で受賞。
普段は広告会社のクリエイターとしてTVCMなどを制作。
広告においても、ギャラクシー賞、読売広告大賞ほか多数の受賞経験を持つ。
スタッフ一覧
出演者 |
脚本:牧賢治 原作:牧賢治 アソシエイトプロデューサー:薛悠司 清水弘一 撮影監督:四方田俊典 録音監督:新山 智宏 作曲家:足立知謙 編集監督:桝井心平 |