せんそうはしらない

THE GIRL WHO NEVER KNEW WAR

神保慶政

YOSHIMASA JIMBO

上映時間 :19.57min

制作年 : 2015


ある夏の日、6歳の少女・咲菜は年上のムスリムの少年・アミンと共に小さな旅に出る。
道中の光景や人々との出会いを通じて、咲菜の心にある記憶が浮かび上がってくる。
咲菜役の大村明華織、アミン役のクレシ明留はともに映画が撮影された名古屋出身で映画初出演。
邦画初となるモスクでのロケ撮影を実施。
飯田泰幸の柔らかいギターの音色、ジプシー音楽バンド・▲s(ピラミッドス)が奏でる不思議な旋律に包まれた、 戦後70周年の夏の記録。

  

予告編


監督のコメント

タイトルはザ・フォーク・クルセダーズによる1968年の楽曲「戦争は知らない」にもとづいています。 「野に咲く花の名前は知らない だけども野に咲く花が好き」という寺山修司による秀逸な歌詞からイメージを膨らませて、ストーリーを形作りました。
私たちは戦争について考えなければならないが、戦争について知る人は刻々と減ってきている。
そもそも知るとはどういうことなのだろうか・・・・・・そんなことを考えながら作りました。

監督の経歴

映画監督。1986年生まれ、東京都出身。
特に子どもの演出に定評がある。
2016年、第一子の誕生を機に福岡県に移住。
福岡と生まれ育った東京、両方を拠点に活動。
上智大学入学後、世界の映画・音楽に興味を持ち、特に50-60年代の フランス映画、イラン映画、ジプシー音楽等の民族音楽に衝撃を受ける。
卒業後、秘境専門旅行会社に就職し営業・企画・手配・添乗業務に従事。 主にインド・ブータン・チベット・パキスタン・バングラデシュ等の地域を担当し、海外と日本を往復する生活を送る。
その後、映画監督を目指し退職。大阪市映像文化事業「CO2(シネアスト・オーガニゼーション大阪)」に企画が通過し、大阪市の助成金を元にして昆虫少年が主人公の初長編監督作品「僕はもうすぐ十一歳になる。」(2014)を監督。
国内主要都市・アメリカ・フィンランド・香港で上映され好評を博し、2014年度第55回日本映画監督協会新人賞にノミネートされる。
2015年、愛知県・中川運河再生文化芸術助成事業の助成で6歳の少女が過ごすお盆のある日の光景を描いた短編「せんそうはしらない」を監督。
2015年12月から1ヶ月間名古屋シネマスコーレで公開された。

スタッフ一覧

出演者

大村 明華織
クレシ 明留
紀那 きりこ
沼波 大樹
岩崎 聡子
柏木 風太朗
冨田 麻帆
宮の月 理紗子
永田 萌

助監督:向悠一
脚本:神保慶政
プロデューサー:木全純治
撮影監督:仁宮裕
録音監督:小牧将人
作曲家:飯田泰幸、▲s(ピラミッドス)
編集:神保慶政
出演者 = 大村 明華織 クレシ 明留 紀那 きりこ 沼波 大樹 岩崎 聡子 柏木 風太朗 冨田 麻帆 宮の月 理紗子 永田 萌

神保慶政監督の作品一覧

受賞 作品名 監督名 上映時間 制作年 字幕 予告編 備考
  せんそうはしらない 神保慶政 19.57min 2015    
優秀賞 僕はもうすぐ十一歳になる。 神保慶政 75.5min 2014