息子が見ている
MUSUKOGAMITEIRU
草苅勲
KUSAKARI ISAO
上映時間 :4.59min
制作年 : 2015
交通事故で亡くなった息子。
息子は生前ドナー登録をしていた。
息子の角膜を移植して目が見えるようになった男。
ある日、息子の母親と目の見えるようになった男が街中ですれ違う。
会ったことも見たこともない二人がなぜか見つめ合う。
その目の奥に、母親は息子を見ることができた。
監督のコメント
何かをこの世に残して死にたいと思う人は多いと思います。
立派な記録や勲章だけでなく、誰かの心に何か小さな思い出を残すことも、私はすごいことだと考えています。
この物語の主人公は死後に自分の臓器を残します。
残していった臓器で救われる命もあります。
そんな臓器移植のことを考えてもいいのではと思いながら、この作品を制作しました。
監督の経歴
放送作家の中野俊成氏が率いる劇団ハラホロシャングリラでの役者経験をへて2005年より自身が監督を務める映像作品を撮りだす。
2007年には「盗賊ブギ」が山形国際ムービーフェスティバルで審査員特別賞を受賞。
2009年「金の魚の目」、2010年「ゴリラの嘘」は SKIPシティ国際Dシネマ映画祭にて上映され奨励賞を受賞。
2012年「疑う女」は ゆうばり国際ファンタスティック映画祭、ショートショートフィルムフェスティバル&アジアにて上映される。
2015年文化庁が企画する若手映画作家育成プロジェクトに参加。
「本のゆがみ」を監督。劇場公開される。
スタッフ一覧
出演者 |
脚本:草苅勲 |