鵜の島の光
UNOSHIMA NO HIKARI
山下 行夫
YAMASHITA YUKIO
上映時間 :91.44min
制作年 : 2017
富士山河口湖に浮かぶ鵜の島に旧日本軍の出で立ちの山本源次郎(90)が、みそぎと称して渡っていた。
鵜の島神社に飛行機のパイロット養成学校への合格祈願に参拝の鳴門祐介(23)と女友達の上条夕菜(25)が、
山本と遭遇した。驚いた2人は急ぎボート屋まで戻りボート屋主人の新城誠一(57)に事の次第を話す。
新城、夕菜、鳴門の3人は、再度確認のため鵜の島に渡って、山本の状況を知り係わりを持つことになる。
新城は、強い口調の言動を放しつつも山本の意を知り、自分の境遇と重ね共感する。
夕菜の父親上条鉄二(57)は新城の親友でもあるがおりしも入院中の身で病状ははかばかしくない。
戦争を体験した者、戦争を周りから聞かされた者、戦争を学校でしか習ってない者の三世代の人々が、
鵜の島での出会いと出来事をそれぞれの想いの中で次の時代へとつなげてゆく。
監督のコメント
戦後70年余り、あれから何が変わってきたのか、何を変えようとしてきたのか。
今、大小問わず組織の中で知らないうちに大きな変化が都合よく作られてゆくことを
決して見逃してはいけない。
年間の自殺者数が2万人以上(内閣府)との現状にある中、
多くの人達が何らかの心の傷や垢を抱えながら生きている。
戦争を経験した人と未経験の人の生きる様の違い、考え方の違いを乗り越え、
生きることの意味、喜びを感じて貰いたいとこの映画を制作した。
予告編
監督の経歴
本業は、ITコンサルタント(医療情報システム専門)(現業)
40数年前の学生時代に映画制作に目覚め、ドキュメンタリー、PV、
劇映画等を8mmフィルムで撮っていたが、
その後、IT企業に就職し一切の映画制作には縁が無かったが、
60才にして夢を捨てきれず2013年第1作(フォトラブ)を制作、
3年の空白あるも資金調達等に右往左往、
翻弄されながらこの度、第2作(鵜の島の光)を制作するに至る。
残された人生、力の及ぶ限りなにがしかのメッセージを残したい。
或る人は道楽と言うが勝手に言わせておけばいい。
道楽にしては、あまりにも映画制作は辛すぎる。
スタッフ一覧
出演者 |
助監督:田島ケンタ |