不感症になっていく
これからの僕らについて
FUKANHOUNINATTEIKU
KOREKARANOBOKURANITSUITE
品田誠
SHINADA MAKOTO
上映時間 :30.48min
制作年 : 2017
地元の田舎に帰る、ミュージシャンの児玉健(25)。
喪服姿で昔よく遊んだ橋に佇んでいる。
鼻歌を歌っていると初恋の相手・木田遥(25)と出会う。
学校まで散歩をし、互いの思い出を話し合う。
話してる内にかつての記憶が浮かび上がる健。
帰り際、また学校で明日会わないかと持ちかける。
その後、健は昔よく訪れたミュージックバーに寄り、流れで演奏することに。
そこで演奏していた見知らぬ女・玲(22)と出会う。
彼女の曲に惹かれて、今の自分は曲が作れなくなっている現状などを話す。
次の日、遥と再び学校で会い、溜まっていた思いを語る健だが、遥は唐突にいなくなる。
夜、ミュージックバーに行き、玲と会う健。
玲はそこで、ある事実を告げる。
監督のコメント
現代社会は人類の歴史上かつてないほど情報に溢れ、大量に情報が消費される社会です。
真心よりも、情報の波を上手く乗りこなす方が今を生きる上では有用になってしまうような中で、
僕自身が感じてきた反省や、警鐘を映画にしました。
人間らしさとはなんであったか?主人公がかつて詩にできたような瞬間は、何が美しかったのか?
「過去から変わっていく自己と世界について」それぞれの感じ方で楽しんで欲しいです。
監督の経歴
処女作「ノンフィクション」が一般公募から湖畔の映画祭、日本セルビア映画祭他に入選、
以降「マヨネーズラブ」「Dear」と意欲的に創作を続け、共に札幌国際短編映画祭などで上映される。
また、役者としても活動し「Lemon&Letter」(梅木佳子監督)ではミラノ国際映画祭、
ベルリン国際フィルムメーカー映画祭などで最優秀主演男優賞(外国語映画部門)を受賞。
他に今年の東京国際映画祭で話題を呼んだ「飢えたライオン」(緒方貴臣監督)、
3時間越えの群像劇「恋愛依存症の女」(木村聡志監督)などが公開を控えている。
監督作、出演作を一挙上映する「品田誠映画祭」が札幌、旭川で開かれるなど、
新たな映画人として両面で注目を集めている。
スタッフ一覧
出演者 |
助監督:葉名恒星 |
品田誠監督の作品一覧
受賞 | 作品名 | 監督名 | 上映時間 | 制作年 | 字幕 | 予告編 | 備考 |
不感症になっていくこれからの僕らについて | 品田誠 | 30.48min | 2017 | ||||
ノンフィクション | 品田誠 | 19.59min | 2015 | ● |