彼の中の愛してる
Love in him, at Yokohama
赤松 桜
SAKURA AKAMASTU
上映時間 :43.44min
制作年 : 2015
真冬の横浜。
1人ベンチに座っている青年。
赤い靴を好んで履いていた彼女は、異人さんに連れられてったわけでなく、自分の意志で去ってった。
ちょうど一年前、同棲して3年目の楽しいはずの彼女の誕生日がここで終わった。
「あなたの中の愛してるって、なに?」という言葉を残して…。
彼女を想い出しながらも自分の愛とやらを改めて考え、考えに考えそもそも愛してるつもりだっただけなのかとさえ思い始める。
彼女はなぜ去ってしまったのか?
なぜ、あの時追いかけなかった自分がいるのか?
来るあてもない彼女を待ちながらひたすらに。
そこへ現れた赤い靴の女性。彼女なのか?それとも…?
切なくも赤い靴に秘められた想いは、2人を揺れ動かす。
予告編
監督のコメント
同じ気持ちでいても、男女の考えや感覚・捉え方にはズレがあり、それが気持ちのすれ違いまでおこしてしまう…。
男性の想い方と求めるもの。
女性の想い方と求めるもの。
気持ちが重なり合った時には共鳴し、また少々の事でずれてしまう…。
そういう、人が人を思う気持ちのズレは親子関係でもありますが、今回は男女のすれ違いや揺れ動きを港街ヨコハマを舞台に切なくも・もどかしいロマンスに描いてみました。
監督の経歴
横浜生まれ。
2009 年、イメージフォーラム附属映像研究所にて映像における イメージの根源を学び、翌年ニューシネマワークショップ(ncw)クリエーター コースにてドラマを学ぶ。
現在は ncw 制作部にて、ストーリーを頭で『理解する映画』ではなく、見る度 に映像のサインに気づき感じ方が深まる『感じる映画』を叙情的な映像美で制 作し続けている。
都会的で色彩鮮やかなロマンティック・サスペンス『Midnight Call』('12) では福岡インディペンデント映画祭奨励賞を受賞。メランコリックで詩的に織 りなす『夢の埃』('13),フェティシズムを織り交ぜミステリアスな映像群『或る妻の衝動』('14)等、全国各地の映画祭に招待上映されている。
スタッフ一覧
出演者 出演者11:野口壮一 |
脚本・編集:赤松桜
スチール:佐藤淳一
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